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【プロ野球】

マエケン あす大谷と投げ合い 「勝たないといけない」

2014年6月3日 紙面から

ブルペンで投げ込み調整する広島・前田=札幌市内の室内練習場で(會津智海撮影)

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 広島・前田健太投手(26)が2日、日本ハム・大谷翔平投手(19)を『エース級』と認識し、初めての投げ合いに臨む心構えを明らかにした。4日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、ともに先発予定。前田は、打者・大谷も全力で打ち取る考えで、セ界のエースが、二刀流右腕をねじ伏せる。

 前田に「油断」の二文字はない。大谷と初めて投げ合う日が近づいてきた。エースは今交流戦3度目の先発マウンドを前に、腕まくりした。

 「ここまで金子さんと成瀬さん、いい投手とばかりやっている。その中で勝っていかないといけないし、それは交流戦の楽しみ。昨年は(大谷が)ルーキーだったので、周りからいろいろ言われてやりにくさがあった。今年は1つの楽しみとしてやれる。勝たないといけない」

 金子と向き合った5月23日・オリックス戦(ほっと神戸)では7イニング3失点で3敗目を喫し、相手先発が成瀬だった同29日・ロッテ戦(マツダ)は8イニング1失点で5勝目を挙げた。エース級との対戦が続く交流戦の妙味を、高卒2年目右腕にも重ね合わした。

 昨年は6月15日・日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し、3番・右翼でスタメン出場した大谷と対戦。2三振を含む4打数1安打だったが、同点の8回1死から献上した左中間への二塁打が呼び水となり、勝ち越しを許して敗戦投手となった。

 今季は投手として既に4勝を挙げ、打者としても大きく成長を遂げている大谷。前田は初めて打席で投球を体感することには「球が速くて怖いでしょうね。楽しみではないが、いろんな投手の球を見ておきたいので」と、気持ちを高ぶらせた。

 一方で『打者大谷』に対しては「成績を見れば昨年より状態がいいのは分かる。一人の主軸として気をつけて投げたい。しっかりデータを頭に入れて投げたい」と、警戒を強めていくつもりだ。

 この日は札幌市内の室内練習場でブルペンに入るなどして、汗を流した前田。昨年の借りを返し、先輩の貫禄を示す。全力でミッションを完遂する。 (山本鋼平)

 

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