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【プロ野球】

糸井 満身創痍の決勝ラン

2014年6月4日 紙面から

◇オリックス5−0ヤクルト

 オリックスが無失点勝利。松葉が6回途中まで好投し、3勝目。佐藤達の好救援が光った。打線は1回に糸井の7号2ランで先制し、4回はT−岡田の2点二塁打、7回には坂口の適時打で加点。ヤクルトは古野が自滅。零敗は今季初。

 ケガの痛みも自打球の恐怖も、オリックスの糸井には関係ない。初回、2死二塁の好機で初球をたたき、右翼上段席への7号2ラン。「初球からいこうと思っていた。先制できてよかった」と笑顔をみせた。

 今季は1試合2発を含め、本塁打を放った6試合すべて勝利。4番打者としては6試合目で初の本塁打となった。

 1日の巨人戦で自打球を顔に当て交代。下唇の内側を3針縫った。裂傷の具合を聞かれると「血が止まれば大丈夫。全然しゃべれないけど」と口をモゴモゴ。食事は「スプーンで(食べ物を)奥まで入れてる」と、抜糸まで1週間から10日間は苦心が続く。2月に痛めた右脇腹も万全ではない。だが、ユニホームを着れば不安を一切出さないところが、糸井の超人たるゆえんだ。4打席全出塁の2打数2安打、1盗塁と大暴れした。

 森脇監督も「巨人戦で交代して悔しかったろうと思う。こういう形で結果を出してくれて頼もしい」と、連敗を2で止めた主軸の働きをたたえた。 (中野裕美子)

 

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