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【プロ野球】

藤浪も156キロ 4勝

2014年6月5日 紙面から

◇阪神9−1楽天

 阪神が快勝。0−1の2回に俊介、鳥谷の適時打で3得点して逆転。3回に梅野の2点二塁打などで4点を加え、6回は鳥谷が2ランで突き放した。藤浪は立ち上がりに苦しんだが、7イニング1失点で4勝目。楽天は序盤で投手陣が崩れた。

     ◇

 楽天の4番ジョーンズを迎え、阪神・藤浪の闘争本能が目覚めた。6点リードの5回2死走者なし。メジャー通算434発の助っ人と、真剣勝負できる舞台が整った。2球で2ストライクに追い込むと、ファウルされた3球目は153キロ。続く4球目も迷わず真っ向勝負を挑み、真ん中高め153キロの直球で空を斬らせた。

 「力勝負でいきました。点差もありましたしストレートで勝負できたのは良かったと思います」

 3勝目を挙げた前回からノーワインドアップに変更し直球に威力が戻った。初回、西田から空振り三振を奪った3球目だ。コボスタ宮城のスピードガンは、1軍自己最速の156キロをたたき出した。「スピードが出ればいいですけど、あまりこだわりはないです」。試合中盤からはスライダーやカーブで緩急をつけるなど、1年前、田中(ヤンキース)に敗れた仙台に成長の跡を刻んだ。

 ただ、和田監督は初回の守備に苦言を呈した。2死一塁から投前の打球を一塁へ悪送球し先制点を献上した。「ワンプレーで流れが変わってしまう。勝てるところも勝てなくなってしまう」。藤浪も「もったいなかったです」と反省した。

 7イニングを6安打1失点。4勝目を挙げ、白星が先行した。得意の夏に向けて、このまま調子を上げていく。 (杉原史恭)

 

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