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【ゴルフ】

松山失速10位 パットに苦しみ71

2014年5月27日 紙面から

最終ラウンド、6番でバーディーパットを外した松山英樹=コロニアルCCで(共同)

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◇クラウンプラザ招待<最終日>

▽25日、米テキサス州フォートワース コロニアルCC(7204ヤード、パー70)▽晴後曇り、気温28度、弱風▽賞金640万ドル、優勝115万2000ドル▽75選手

 【フォートワース(米テキサス州)テッド・ムース】松山英樹(22)=レクサス=の米ツアー初優勝はならなかった。首位タイから最終組で出た松山は、前日とは一転してパットに苦しみ、3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71と伸ばせず。通算6アンダー、10位タイに終わった。世界ランキング1位のアダム・スコット(オーストラリア)とジェーソン・ダフナー(米国)が通算9アンダーで並び、プレーオフを制したスコットが今季初勝利、通算11勝目を挙げた。

 「最近優勝争いをしていなかったので…ボロが出てしまった」。プレー後の松山の言葉が、すべてを表していた。前日は神懸かり的に入っていたパットが前半決まらず、10番までに3パットが3度。その失敗を取り返せないまま、自身初体験となった米ツアー最終日最終組の一日が終わった。

 最初の3パットは2番。ピン左2メートルからのファーストパットが1メートルオーバーし、返しもカップに蹴られた。バーディーチャンスが一転、ボギーに。9番ではピン上11メートルから1・3メートルオーバーさせ、それも入らず2度目の3パット。続く10番も11メートルを沈めるのに3打かかった。

 ストロークには問題はなかったという。「2番はミスしたわけじゃないのに外してしまった。入るか入らないかだけ。それが今日は入らなかった」。最近はショートパットが不安定で、3〜5フィート(約90センチ〜1・5メートル)の成功率は83・18%とツアー157位に低迷している。ショットも1番パー5の残り110ヤードの第3打は「自分では(ピンに)ついたと思った」という当たりだったが、ボールが止まったのは奥11メートル。リラックスしているつもりだったが、アドレナリンが出ていたのかもしれない。「飛びすぎたり飛ばなかったりして不安になった」と振り返った。

 ただ「一日爆発すれば(好スコアを出せば)上位で戦えることが分かった。それは大きい」と手応えを語る。次週は準メジャー格のザ・メモリアルトーナメント(29日〜6月1日、オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC)。最大目標にしているメジャー大会も、6月12日からの全米オープンなど3試合残っている。優勝トロフィーはもらえなかったが、世界の強豪たちに混じって最後まで戦った経験と自信は手にした。

 

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