中学生から高校生の間にかけて2chに常駐していた。週末になるとニュー速に立つ部屋スレ。あれを眺めるのが楽しみだったりしたのを、下記のエントリを見て思い出した。
最強のネットウォッチ環境(自宅編) - はてな村定点観測所
机と椅子と本棚があればいい!三万円でつくる書斎。 - マトリョーシカ的日常
齊藤貴義 (id:netcraft) さんの部屋はまさに部屋スレにありがちなオタ部屋という感じで、見ていると""あの頃""が思い出されて懐かしい。こういう部屋は見ている分には面白い。大体の場合オタ部屋は類型化されているんだけど、よく見ると個性が出ていて面白かったりする。東京の古地図が貼ってあったりイギリス陸軍のガスマスクが置いてあったり、そういうのが愛おしい。ZEPEALのサーキュレーター僕も使ってます。
局長 (id:kyokucho1989)さんのように小奇麗にまとまった部屋というのも割りとありがちなんだけど、それはそれで魅力的だからな訳で、俺も結局オタ部屋ではなくそっち寄りの部屋を作った。よくホテルみたいとか病院みたいとか刑務所みたいとか言われてクソなので、次はもうちょっと色気のある部屋にしたい。
id:kyokucho1989さんが言っている「椅子には金をかけた方がいい」ってのも、やはり部屋スレでもほぼテンプレと化していて、安い椅子の置かれた部屋は嘲笑の対象となっていたような気がする。
351:名無しさん@涙目です。(新潟県):2011/05/01(日) 08:52:01.43 id:vvDzZgig0
http://netamesi.blog.fc2.com/blog-entry-69.html
>>264
生活上での基本姿勢は「座る、立つ、寝る」の3つくらいなもので、
椅子(机)、靴、ベットに金を掛けることは見逃しがちだが重要なこと。
それも長年愛着を持って使用するとなると、多少投資してもそれだけの価値がある。
これを真に受けた俺も、大学に入って新しく部屋を作るにあたって椅子には拘った。
部屋スレを見ていて頻出するのは大体バロンチェアとかアーロンチェアみたいなオフィスチェアで、たまにエンボディチェアとか置いてる猛者もいたりする。なにもんだよ。
椅子に拘れとは言え、はっきり言って「良い椅子」はめちゃくちゃ高い。(新品で)10万で買えれば安いほうだ。従って中古品を購入する人もそれなりに多いみたいだけど、若干潔癖症なので他人が生のケツをつけ屁をこきよくわからん汁を染み込ませているかもしれない椅子に座るなど嫌にも程があった俺は結局大枚をはたいて新品のオフィスチェアを購入した。
高い買い物なので結構下調べをしたんだけど、中途半端にケチったり、そもそもすわり心地を求めているはずなのに見た目にも拘ったりして、結局買ったのはバロンチェア。
バロン (Baron) チェア 【ハイバック】 ポリッシュフレーム 可動肘 座メッシュ ライムグリ-ン CP85AR FDH6
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ピスタチオグリーン、ハイバック、座面はメッシュ、足はポリッシュ仕上げで、ウレタンキャスターというオプションで購入。ランバーサポートとヘッドレストは付けなかった。11万か12万くらいかかった気がする。
100円ちょっとの食料品を購入するのにも悩みまくるくせに、変なところで頭のネジが緩んでいてぽんと十数万も払ったりするあたりアホなんじゃなかろうか。
バロンチェアを買うまでは新品で1万円くらいの安いオフィスチェアに座っていたんだけど、座面が直ぐヘタったりリクライニングがしょぼかったり、そもそもの座り心地がクソなど悪いことずくめだったので、バロンチェアの購入を境に俺のひきこもりライフは栄華を極めた。
まずやっぱり座り心地が段違いに良い。やすい椅子は長時間座っていると疲れてくるんだけど、そういうこともあまりない。オフィスチェアには前傾姿勢向けのものと後傾姿勢向けのものの二種類があって、バロンチェアは後者。怠惰を絵に描いたような人間である俺は、基本的に背もたれにだらりと身体を預けた姿勢で座るので相性が良かった。
安いオフィスチェアと高いオフィスチェアで違うのが調整出来るオプションの多さだ。前に座っていた安い椅子は座面の高さしか調整出来なかった。それに対しバロンチェアは、座面の高さはもちろん、座面の前後が調整出来るようになっている。これが結構重要で、この機能が短足糞野郎の俺にもぴったりフィット感のある座り心地を実現していると言っても良い。
もたれた時の挙動も違っていて、これが結構重要っぽい。前の安椅子は座面と背面が固定されていて、もたれると背面につられて座面もそのままの角度で動く。バロンチェアは人間の身体の作りを割りとしっかり考えて作られている感じで、もたれた時の楽さが尋常でない。
ヘッドレストは最初付けなかったんだけど、俺はでかいベイビーなので首が未だ座っていない。このままでは死ぬのではないかと思って、頭を支えるためにヘッドレストも追加で購入してみた。可動式と固定式の二つがあるんだけど、どうせ買うならと思って少し高いけど可動式のものを購入した。結果、これは失敗だった。ぶっちゃけあんまり意味ないです。作業中の姿勢だと画面の方を向いているのでヘッドレストを頭に預けることが出来なくて、一息つくときにちょっと支えてくれる程度の価値しかない。まあそれでもあったほうが良いっちゃ良いんだけど、値段の割には微妙な感じ。あと、ヘッドレストをつけるとみてくれがダサい。
あとランバーサポートっていう腰を支えるものらしいオプションもあるんだけど、ぶっちゃけ必要なさそうな感じ。腰が痛くなったら購入を検討するかも知れない。
トータルで見れば、お部屋大好き蟄居マンの俺には最高の買い物だった。椅子に座っている時間が長い人には、多少無理をしてでも良い椅子を買うことをおすすめしたい。
それにしても、人の部屋を見るのってなんでこんなに楽しいんだろう。部屋とはその人の内面をうんたらかんたらとかそういうのだろうか。そもそも他人の日記を読むのが好きなのも、部屋を見るのが楽しいのも根は同じで、その人の生活が見えてくるのが好きということなのかも知れない。