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【政策ウォッチ編・第64回】 困窮者「自立」のために生活保護の「住」が犠牲に?
住宅扶助引き下げがどうしても必要な厚労省の事情 ――政策ウォッチ編・第64回[2014年06月06日]
5月30日の社会保障審議会・生活保護基準部会では、今回も住宅扶助に関する議論が行われた。住宅扶助基準を設定するにあたって必要な調査は、どのように行われるのだろうか?そもそも何のために、住宅扶助の引き下げが必要なのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第63回】 生活保護世帯の「住」の実態が見えないのに削減へ?
住宅扶助基準をめぐる生活保護基準部会の審議 ――政策ウォッチ編・第63回[2014年05月30日]
生活保護基準部会では3月以来、生活保護制度のうち住宅扶助に関する議論が続いている。人間の生活の根幹である「住」、都市圏で家賃相場を形成する大きな要因ともなっている住宅扶助基準は、現在、どのように議論されているだろうか? -
【政策ウォッチ編・第62回】 所詮は絵空事? それともリアル?
生活保護を扱ったマンガ・ドラマ・報道番組の現実味[2014年05月02日]
ここ数ヵ月、貧困問題や生活保護そのものを題材とした作品やTV番組が急増している。 そこで今回は、それらの内容や見どころを紹介したい。現実を知る手がかりとする ためには、作品のどこにどのような視線を向ければよいのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第61回】 「運用は変えない」の明文化を純粋に喜んでいいのか
パブコメで変わった改正生活保護法省令案 ――政策ウォッチ編・第61回[2014年04月25日]
厚労省は2月、改正生活保護法の運用を定める省令案を公開したが、それは生活保護申請権を侵害する可能性を含んでいた。それに対し、多くの人が問題点を指摘し、パブコメを送付した結果、4月18日、大きく内容を変更された省令が公布された。 -
【政策ウォッチ編・第60回】 安価な公営住宅は低所得層の「住」を解決できるか?
米国・ニューヨーク市の悪戦苦闘の歴史に学ぶ ――政策ウォッチ編・第60回[2014年04月11日]
低所得層向けの住宅政策は、社会保障を考えるときに「最重要」と言っても過言ではない。日本は1945年の敗戦以後、住宅政策の多くを米国に学んできた。その米国の低所得層向け住宅政策は、どのような変遷をたどってきたのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第59回】 生活保護当事者の住宅扶助はいくらにすべきか
アメリカに学ぶ「住」の最低基準の定め方 ――政策ウォッチ編・第59回[2014年04月04日]
戦後混乱期に発足した生活保護制度は、その時々に最低生活費を定めてきた。しかし「健康で文化的な最低限度の生活」に関する議論は、ほとんど行われてこなかった。では、現在開催中の生活保護基準部会は「住」についてどう議論しているのか。 -
【政策ウォッチ編・第58回】 当事者の「不適正受診問題」報道から読み解く
生活保護にまつわるニュースの背景 ――政策ウォッチ編・第58回[2014年03月28日]
3月19日、会計検査院は「生活保護の実施状況についての報告書」を公開した。そのなかで、生活保護当事者による向精神薬等の重複処方の問題を取り上げているが、この問題について報道各社はどのように報じたのだろうか。 -
【政策ウォッチ編・第57回】 このままでは当事者が“不正受給予備軍”扱いに
厚労省に有名無実化されかねない生活保護制度 ――政策ウォッチ編・第57回[2014年03月14日]
3月3日、厚労省は「社会・援護局関係主管課長会議」を開催した。次年度の生活保護行政が実際にどう運用されるべきかを各自治体の担当課長に伝達する会議である。改正生活保護法をめぐる「運用は変わらない」は、実現するのか会議内容から探る。 -
【政策ウォッチ編・第56回】 「運用は変えない」はやはりウソなのか?
改正生活保護法・省令案から見えた厚労省の表と裏 ――政策ウォッチ編・第56回[2014年03月07日]
2013年12月に成立した改正生活保護法は、2014年7月1日に施行される。しかし、改正をめぐる国会質疑で再三強調された「運用は変えない」が担保されるとは言い難い。生活保護が「利用しづらくなる」方向に向かっていることは間違いない。 -
【政策ウォッチ編・第55回】 どこにでもいそうな大学生が転落していく
映画「東京難民」が描く若者の貧困のリアル[2014年02月21日]
2月22日公開予定の映画「東京難民」が、静かな関心を集めている。どこにでもいそうな大学生が転落していく物語で、若年層の貧困が深いリアリティをもって描かれている。原作者と監督は、この作品にどのような思いを込めたのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第54回】 「家賃5万3700円(東京)」は高すぎる?低すぎる?
生活保護基準部会で議論された住宅扶助の行方 ――政策ウォッチ編・第54回[2014年02月07日]
2013年10月から再開されている生活保護基準部会で、住宅扶助に関する議論が行われている。住宅扶助は東京都で単身5万3700円(上限)となっており,過大という見方もされるが、今後、生活保護当事者の「住」はどうなっていくのだろうか。 -
【政策ウォッチ編・第53回】 国、他自治体も注目する釧路市自立支援の今後は?
元ケースワーカーが語る生活保護制度への思い ――政策ウォッチ編・第53回[2014年01月24日]
高齢化の進行、改善しない雇用、税収減少。地方都市の多くが、深刻かつ構造的な問題を抱えている。そんななかで「生活保護制度は地域の希望、受給者は地域の宝」とする釧路市の取り組みとは、どのようなものなのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第52回】 本当に生活保護当事者の物価は約5%下落したのか
「ありえない」基準引き下げを追及し続ける新聞記者の思い ――政策ウォッチ編・第52回[2013年12月20日]
2013年1月に決定された生活扶助等の引き下げ方針に基づき、来年以降も引き下げが行われる予定になっている。今回は、そうした一連の引き下げの根拠とされた「物価下落」を疑い続けている、1人の新聞記者の思いを紹介したい。 -
【政策ウォッチ編・第51回】 「リアル」を知らない政治家に動かされてよいのか?
食費1ヵ月3600円の当事者が語る「生活保護リアル」 ――政策ウォッチ編・第51回[2013年12月13日]
2013年12月6日、混乱する国会で、生活保護法改正案・生活困窮者自立支援法案が成立した。2012年12月、自民党政権成立に「終わりです」と嘆いた生活保護当事者は、今、何を思い、どのような毎日を送っているだろうか?再び取材した。 -
【政策ウォッチ編・第50回】 生活保護法改正案は今国会で成立してしまうのか?
人命の重みを感じさせない、衆院・厚労委での審議 ――政策ウォッチ編・第50回[2013年12月06日]
衆院では、生活保護法改正案・生活困窮者自立支援法案が可決され、本会議での可決を待つ状況だ。しかし、生活保護基準引き下げの根拠とされた生活扶助相当CPIは大きな問題点を抱えており、12月4日に長妻議員が強く疑問を呈した。 -
【政策ウォッチ編・第49回】 生活保護法改正案は「欠陥法」!?
元ケースワーカーが語る水際作戦の恐るべき実態 ――政策ウォッチ編・第49回[2013年11月22日]
2013年11月13日、参院先議となっていた生活保護法改正案は、参院本会議を通過した。そこで今回は、元福祉事務所ケースワーカーに話を聞き、厚労省が繰り返し主張し、附帯決議にも盛り込まれた「運用は変わらない」の実現可能性を探る。 -
【政策ウォッチ編・第48回】 誰が「水際作戦はしない」と担保できるのか
10時間未満の審議で参院を通過した生活保護法改正案 ――政策ウォッチ編・第48回[2013年11月15日]
2013年11月13日、参院先議となっていた生活保護法改正案・生活困窮者自立支援法案が、参院で可決された。可決直前、参議院ではどのような議論が行われたのだろうか? それは、法案と附帯決議案にどのように反映されたのであろうか? -
【政策ウォッチ編・第47回】 「国民感情」に押し流されてしまう国会でよいのか
再び審議される生活保護法改正案への懸念 ――政策ウォッチ編・第47回[2013年11月08日]
2013年11月5日、参議院で生活保護法改正案・生活困窮者自立支援法案の審議が開始し、7日午後、参院・厚生労働委員会で質疑が行われた。6月に廃案となったこれら2法案は今国会で成立する可能性が高い。では実際、どのように議論されているのか。 -
【政策ウォッチ編・第46回】 釧路は本当にユートピアなのか
多様な社会参加を目指す生活困窮者支援のあり方 ――政策ウォッチ編・第46回[2013年11月01日]
来週にも参院審議が始まると見られている生活困窮者自立支援法案。同法案は、いくつかの地域での生活困窮者支援の実践をもとに、社会保障審議会での議論を通して成立したことになっている。今回は釧路市の事例を通し、有効な生活困窮者支援を考える。 -
【政策ウォッチ編・第45回】 利権と不正の新たな温床となる懸念はないか?
再提出された生活困窮者自立支援法案の問題点 ――政策ウォッチ編・第45回[2013年10月25日]
2013年10月15日、生活保護法改正案とともに、生活困窮者自立支援法案が再び閣議決定された。今回は、生活困窮者自立支援法案のその他の問題点について検討してみたい。特に、利権や不正の新たな温床となる懸念はないだろうか。
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「生活保護のリアル みわよしこ」の全記事一覧
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山田厚史の「世界かわら版」
勝算薄い北朝鮮の拉致再調査 被害者は果たして帰ってくるか 2014.06.05
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ニッポン 食の遺餐探訪
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山崎元のマルチスコープ
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