小保方さんに証明努力お願いしたい~文科相

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小保方さんに証明努力お願いしたい~文科相

< 2014年6月5日 3:19 >


 “世紀の発見”とうたわれたSTAP細胞の発表から4か月あまりがたった4日、小保方氏が主要な論文の取り下げに同意したことが明らかになった。

 なぜ、突然の同意に至ったのか? 小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士が取材に応じた。

 三木弁護士「現在、彼女は悲しみのどん底にあります。様々な精神的圧力を受け続けているもとで、判断能力が低下しているという中で、同意をせざるを得ないような状況に追い込まれていたことがうかがえます」

 三木弁護士によると、入院中の小保方氏は、“本当なら同意したくないが仕方がない”“論文がどうなろうとSTAP細胞はある”といった趣旨の話をしたという。

 三木弁護士「懲戒解雇で理研にいられなくなれば、検証実験に参加することもできませんよね。(論文取り下げに)応じなければ(検証実験を)やれないのではないかという思いに至っているということですね」

 理化学研究所の懲戒委員会は、早ければ今週中にも小保方氏の処分を決定するとみられる。規定では“研究不正”での最も重い処分は懲戒解雇だ。つまり、理研が行っている検証実験に参加したい小保方氏としては、論文取り下げに同意することで解雇を避けたい思いがあるとみられる。

 こうした中、下村文科相は―。

 下村文科相「(STAP細胞の)証明努力をされる必要があると思うし、それをぜひ、小保方さんにはお願いしたい」

 下村文科相はこのように述べ、小保方氏の検証実験参加に期待を示した。

 しかし、研究倫理に詳しい京都大学iPS細胞研究所・八代嘉美特定准教授は、次のように話す。

 八代特定准教授「研究論文として取り下げるということは、論文の成果というのは、一旦は白紙に戻ると。一般的には“研究不正をする研究者”と考えられてしまうと、研究を続けていくのは難しいという状況に追い込まれる可能性は高いと思います」

 小保方氏は、今もSTAP細胞はあると主張しているが、今後、論文を掲載した「ネイチャー」が取り下げを認めれば、研究成果は“白紙”となる。

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