20代の若者として思うんだが、90歳の自分を思うとなんだか遠い先の話に感じて呆然としてしまう。
80歳まで生きてるんだから堅実に生きないと、とか思ってしまって結局受身の人生になってる気がする。
「将来のために貯金しないと」とか「嫌だろうがなんだろうが将来を考えて正社員でいないと」とかいつまで経っても将来の心配ばかり。
だから50くらいで自殺するかとか考えてみると、急に今のままじゃつまらん人生でダメだと思えてきた。
50歳までの人生とリミットを決めると、生の実感みたいなものが急に現実味を帯びて自分ににじみ出てくる。
90歳までとか、だとなんだかダメ。適当に生きててもいつかは・・みたいな感じになる。
人によっては40歳まで、とかじゃないとダメに感じると思う。
漫画のカイジの鉄骨渡り編で利根川が「本当の自分がいずれ輝く、とか思ってるやつはまさに今こそがその本当の自分だということを分かっていない。そのことを気づかないまま死ぬ」みたいなことを話したと思うけど、今がまさにそんな感じなんだ。
将来のためにってずっと備えてしまって、今が結局ない。ならばその将来を消してしまったら蓄える必要がなくなる。
そうすると、目の前の現実を直視しなければならなくなって、もっと何かを頑張ろうという気になってくる。
だから、50歳になったら自殺する、くらいに思ってると若い人は(今の)人生楽しめる。
もちろんこんなこと考えなくたって人生楽しんでる人は別の話。
そもそも40まで生きられるなら自殺しない
島田雅彦の自由死刑でも読んでろ
それをメメント・モリと言います