私はお笑いが好きだ。若手芸人の事はあまり分からないが、主にオードリー、南海キャンディーズ、爆笑問題、さまぁ~ずが好き。バナナマンや劇団ひとりのネタも好きだ。コントや漫才、そしてテレビに出ている時に発する言葉選びなど、そのセンスを尊敬している。
昔、本か何かでダウンタウンの松ちゃんが「女性が全身タイツを着ると笑えないから、女が芸人になるのは難しい」というような事を言っていて、確かにそうだなぁと感じた。
森三中の大島さんは女性なのにお尻を出して笑いをとれるくらい"極めた"けれど、やはり女性の全身タイツは体のラインが出過ぎて"女"である事に目がいってしまう。
だからどうしても女芸人は顔や体型など、見た目のインパクトが強い人が多い。そして、いい女ぶるキャラかモテないキャラなどパターンが決まってしまうので男性の芸人に比べると狭き門だなぁと思う。
でも関西の女性タレントは、口が達者で機転が利いて素晴らしいなといつも思う。私はお喋りな人は苦手だけれど、話術に長けている人は大好きだ。
お笑いなのかタレントなのか分からないけれど、上沼恵美子さんなど。あと、なるみさんや友近さん、久本雅美さん。こういう弁が立つ女性は、なかなか関西以外では現れないなぁと思う。
そんな狭き門(と、私が勝手に思っている)の女芸人界で、最近心が震えたコントがあった。コンビ名は「日本エレキテル連合」。彼女達はもう有名人なのだろうか?彼女達のネタは、標準から少し外れた雰囲気の人間の特徴をさらに歪ませて演じているところ。
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私は決まった番組しか見ないので、このコンビが今どのくらいテレビに出ているのか分からないのだけど、以前偶然ネタを見てそのシュールさに「女芸人でもこんなネタが作れるのか」と感じてワクワクした。
ちなみにその時に見たコントは「ナニワの男と女」というもの。その後「未亡人朱美ちゃん3号」というネタが話題となり、最近はネタの中でのセリフ「ダメよ~、ダメダメ」が着ボイスになったりもしている。
日本エレキテル連合は爆笑問題の事務所タイタンに所属していて、以前タイタンライブで彼女達のネタを見た事があるが、やはり他の若手の人達よりもダントツで面白かった。私はすごく好きだけれど、シュールなので「?」と思う人もいるかもしれない。
顔や体型や、モテないというような"女"を使ったネタではない。男女問わず様々なキャラを演じていて、バナナマンのネタのような卓越したものがあるというか。私個人的には「彼女達の頭の中はどうなっているんだろう」と興味津々だ。
ちなみに彼女達は現在、東京都東村山市の一軒家に2人で住んでおり、片方がネタ作りをし片方が家事など相方の世話をしているのだそう。その家事をしている方が「相方の事が好き過ぎる」「粘膜で繋がっていないだけ」みたいな事を言っていた。2人の関係を粘膜で表現するところもイイ。
好きというのは恋愛的な意味ではないそうだが、男女を超越して宇宙を感じているそうだ。そんな少し異常な雰囲気や、何かが傾いている人間性も素敵!と思った。
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お笑いのネタや漫才だけではないけれど、自分で想像して物語や作品を作るというのは、頭の中でどんな作業をするのだろう?と感心するし疑問だ。ラジオのコーナーに送るハガキ職人と呼ばれる人達もどういう風に考えているのか。
試しに私も想像してみたけれど、な~んにも浮かばない。これっぽちも浮かばない。コツがあるのかな?それとも慣れもあるのか?私が考えたところで何をするわけでもないけれど。
私はお笑いコンビのフリートークが好きで、「さまぁ~ず×さまぁ~ず」をよく見る。以前は「ガキの使い」もフリートークだったし、ウンナンも「気分は上々」という番組のエンディングに2人のフリートークがあった。
今はそういう番組が少なて寂しい。だからここ最近はテレビよりもラジオがいいなと思う。
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