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ことしの梅雨明け 遅くなる可能性も6月5日 19時22分
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各地で梅雨入りしましたが、気象庁によりますと、ことしは梅雨前線の北上が平年より遅くなる見込みで、各地で梅雨明けが遅くなり、雨量が多くなる可能性があります。
低気圧と前線の影響で、今週月曜日以降、西日本から東北南部の広い範囲で雨が降り、気象庁は、九州から東北南部にかけて梅雨入りしたとみられると発表しました。
気象庁によりますと、この夏は南米・ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が発生する可能性が高く、その影響で太平洋高気圧の北への張り出しが平年より弱くなる見込みです。
このため、梅雨前線の北上が平年より遅く各地で梅雨明けが遅くなり、雨量が多くなる可能性があります。
5年前の平成21年の夏にエルニーニョ現象が発生したときは、各地で梅雨明けが平年より遅く、東北と北陸、中国地方では梅雨明けの時期がはっきりしませんでした。
雨量も多くなり、平成21年7月の梅雨末期には九州北部、中国地方それに四国で記録的な大雨となり土砂災害や浸水害が相次ぎ36人が死亡しました。
気象庁は「エルニーニョ現象が発生すると梅雨が長引く傾向がある。雨量も増えるので雨の降り方には十分注意してほしい」と話しています。
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