クレジットカードの読みもの

『クレジットカードってなぜ、お金を払わずに買い物ができるの?』と聞かれた場合、たぶん日本人の9割の方がうまく説明できないはず。これって大半の方が、クレジットカードの仕組みをよく理解しないままにカードを使っている怖い状況なんですよね…。当サイトではそんな現状を変えるべく、クレジットカードに関する様々な知識や使い方を、難しい言葉を使わずに読みものとして紹介していこうと思います。是非、気軽に読んでみてください!

カード会社が誤って銀行振込してしまった2700万円を返さなかったとして、飲食店経営者が詐欺罪で逮捕される(シティカードによる誤入金)!

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photo by MIKI Yoshihito (´・ω・)

ネット上のクレジットカード情報を探していたら、こんな国内ニュースがありました。東京都品川区にあるシティカードが誤って振り込んでしまった2700万円を、返さなかったという飲食店経営者が逮捕されたというニュースです(一部、本名の部分を改編して引用)。

捜査2課によると容疑者は昨年5月、延滞していた約2万円をシティカードに支払う際、誤って300万円を送金。同社も返金の際に桁を間違え、約3千万円を振り込んだ。このうち2700万円を同容疑者が引き出して返還に応じないため、同社が昨年10月に警視庁に告発していた。

どちらも誤入金した結果の返金拒否:

いやはや、ニュースを読んでみるとおもしろいのですが、まず、容疑者の飲食店経営者がシティカードに対して過剰に振込をしてしまい、それに対してシティカード側も、1桁間違って振込をしてしまったという内容なんですよね。どちらも振込金額を間違うなんてこと、なかなか無いです、はい(笑)。

そして300万円の返金を誤って3000万円にしてしまったシティカードの経理担当は、その場でしばらく固まってしまったに違いありません。個人であれば振込上限金額が決まっていてそんな大金は振り込めないため、企業ならではこその1桁間違いだと言えそうです。

誤って振り込んだとしても、返金義務がある:

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ちなみに朝日新聞の記事には詳細が書かれていますが、誤って過剰に振込をしてしまった場合でも、そのお金には返却義務があるそうです。

まぁ、当然といえば当然ですよね。

自分の口座に間違って振り込まれた金と知りながら引き出した場合、詐欺罪が成立するという最高裁判例がある。 

しかし、いきなり3000万円という金額が自分の銀行口座に振り込まれたとしたら返したくなくなる気持ち…ちょっとわかりますよね(汗)。

そんな感じでカード会社側にも大きな落ち度があるにも関わらず、それを詐欺罪として実名報道してしまうメディアには、今回、個人的にはやや疑問が残りました。せめて個人名を隠した匿名報道にすべきだったのにな…と思います*1

以上、カード会社が誤って銀行振込してしまった2700万円を返さなかったとして、飲食店経営者が詐欺罪で逮捕された…という社会ニュースでした。

文末リンク:

*1:しかもテレビ朝日などは、本人映像付きで報道しています

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