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大学入試英語 外部試験の活用で議論6月4日 19時17分
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大学入試に英語の外部試験を活用することについて、4日から文部科学省の有識者会議で議論が始まり、読解力だけでなく話す力などもはかる入試に転換していくべきだという意見が相次ぎました。
文部科学省で始まった有識者会議の小委員会には英語の専門家や予備校講師など6人の委員が出席し、大学入試に英語の外部試験を活用することについて議論しました。
この中で予備校の講師は、「実際に英語を使うには『聞く・話す・読む・書く』の4つの技能が必要だが、現在の入試は読む力が中心で話す力は求められず、それが学校の英語教育に悪影響を与えている」として、外部試験の導入が必要だと強調しました。
一方、高校の校長は「外部試験の受験料も加わることになると負担に感じる家庭もある。受験の機会に格差が生まれるおそれがあり、対策も一緒に検討してほしい」と話していました。
小委員会では、どのような試験を導入するべきか、ことし夏までに意見をまとめることにしています。
委員の1人で予備校講師の安河内哲也さんは、「生徒の意欲を下げないよう難しすぎないレベルの試験にすることが大事だ。大学入試の在り方は10年以上議論されてきたが、今度こそ具体的プランを示さないと小学校からの英語教育改革も台なしになる」と話していました。
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