旧中津江村元村長・坂本さん、強行日程でW杯カメルーン戦を現地応援
2014年6月5日6時0分 スポーツ報知
2002年のサッカーW杯日韓大会でカメルーン代表のキャンプ地として話題を呼んだ大分県旧中津江村(現日田市)の元村長・坂本休(やすむ)さん(83)が、ブラジルW杯での同国代表の応援のため現地を電撃訪問する。
17日に日本を発ち、トランジットを含む20時間以上のフライトでブラジルへ。19日に西部マナウスで行われるグループリーグA組のカメルーン対クロアチア戦を観戦し、21日に帰国する強行日程。高齢に加え、現地の治安問題もあるが、坂本さんは「不安はございません。私の人生の務めであります」と言い切る。
旧中津江村は02年、待遇をめぐるトラブルでキャンプインが遅れ、世界から批判を浴びたカメルーン代表を約1300人の全村民で迎え入れ、話題に。「W杯(中津江村)」で同年の流行語大賞を自治体として異例の受賞を果たし、坂本さんはカメルーン大統領から勲章を受けた。グループリーグで日本とカメルーンが激突した前回の南ア大会もカメルーンの応援で現地へ。坂本さんは「何もない田舎の村を元気にしていただいた恩は、いつまでも変わりません」と話していた。