小説

過ぎ行く日々

今回の話は、本編とは全く違います前回のエピローグ同様と思って構いませんただ闘いの終わった後を描いてますそれではどうぞ


過ぎ行く日々


今日は二人で有る山に登りその頂上には大きな桜の木が有りそして横には十字型の白い墓が立って居た


「…此処が、あの子達の墓か…」

この墓は以前クロノに頼んで作った、翔達…Wが闘いの中で救えなかった人造魔導師の子供達の墓で有る遺体は無くただ建てられただから、その十字架に名前など無く真っ白のままで有る

フェイト
「…おにぃちゃん…」


「フェイト、ゴメンな付きあわせちゃって…やっぱり辛いよな自分と同じ人が死ぬのは…」

フェイト
「でも、おにぃちゃんは間違って無い!絶対間違って無いから!だから、そんな顔をしたらその子達に心配掛けちゃうよ?」

フェイトに言われて気づき何時の間にか悲しげな表情になり慌てて腕で顔を擦り何時もの表情を浮かべる


「そうだな…皆、ゴメンよ…俺が俺達が…皆の未来を奪った事実は決して変わらない…闘い続ける事が償いになる訳じゃ無い…でも、きっと此処なら大丈夫だ…此処は静かだし安心して眠れるよ…それとまた君達と同じ子が生まれたら絶対に助ける、もう二度と君達と同じ様な子を作らない為に…それが俺達に対し【ありがとう】と言ってくれた君達への恩返しだから…だから改めて言うよ…俺達にありがとうを言ってくれてありがとう!」

墓に手を置き自身の覚悟と決意を伝えフェイトも一緒に手を当て目を瞑りお互い彼等に色んな事を伝え再び立ち上がり手を握りその墓を後にし二人は歩き出した


「そう言えば確か今日ってはやてちゃんが一時的に検査する日だよな?」

フェイト
「うん、この間色々有ったから石田先生に色々と怒られて今日は、一日中つまらないって言ってたよ?」


「そっか、んじゃ翠屋のケーキでも買って見舞いでも出しに行くか…フェイトは何にする?」

フェイト
「えっと、それじゃチョコレートケーキで良いかな?」


「了解!はやてちゃんはまだ好み聞いて無いからフルーツケーキで良いな、色々と楽しめるし、良し行こう!」

そう言って二人は山を下り翠屋に立ち寄りお見舞いのケーキを購入し大学病院に足を伸ばし病室では何時もの様にヴィータがベットに腰を掛け隣ではリィンフォースが片手に本を読み翔達の顔を見上げる

リィンフォース
「あ、君達は!やぁ、今日はどうしたんだ?」


「今日は、暇してるはやてちゃんにお見舞いしに来たんだ!それコレ翠屋のケーキだ、はやてちゃん様にフルーツやフェイトも食べたいからチョコを、後は適当にモンブランやショートや、色々とな後でシグナム達にもな」

はやて
「わざわざ、ありがとうな!翔兄!フェイトちゃん!ヴィータも一緒に食べよう!」

ヴィータ
「おう、それじゃアタシはショートを貰うよ!」

リィンフォース
「私も貰って良いのか?」


「ああ勿論良いさ、そう言えばまだ翠屋のケーキ食べて無いんだよな?凄く美味(うま)いぜ?良かったら食べてくれ!」

そう言ってリィンフォースモンブランを選び一口食べる

リィンフォース
「…これ、美味しい…初めて食べたが…凄く美味しい」


「そりゃ良かった…さてと俺は自販機でコーヒでも買うからちょっと席を外すぜ」

そう言って病室を離れ自販機の方に足を伸ばし無糖のコーヒを選びその缶の蓋を開け一口飲みゆっくりと天井を見渡す


「ふ〜う、しかし良かったな…リィンフォースか…きっとこれからの彼女の人生は大変だ…しっかり俺達がサポートしないとな…ん?え?何?」

翔は自分の足に何か当たる感触を感じ恐る恐る下を見ると視線の先には


「え?あ、赤ちゃん?」

目の前にはまだ生まれて間もない赤ちゃんが翔の足を掴んで居た…翔はその赤ちゃんを抱き上げる


「ねぇ、どうしたんだ?何で此処に居るんだ?…え?」

抱き上げた途端に赤ちゃんは泣き始めた翔はどうして良いのか分からずただ慌てふためく


「わ!わ!急にどうしたんだよ!えっと、どうしたら…おーい、大丈夫だから兎に角大丈夫だから!」

必死にあやそうとするがしかし泣き止まずただ泣くばかりただ途方にくれ既に翔が泣きたい位で有る


「俺、赤ちゃんのあやし方って知らないぞ!?どうしたら良いんだ!」

その時偶然にも赤ちゃんが翔の右手の指を掴み急に泣き止み今度はきゃっきゃっと笑い始める


「え?どう言う事だ?兎も角この子の親を家族を探さないときっと心配してる…「おにぃちゃん」…え?フェイト!それにリィンフォースも!」

リィンフォース
「君が中々戻って来ないから来て見たんだが…どう言う事だ?」


「ああ…実は…」

翔は先程起こった事を軽く説明し偶然赤ちゃんと出会い困り果ててる事を二人に説明する

フェイト
「そうだったんだ…でも、この子どうして?」


「それは、こっちが聞きたいな…兎に角この子の家族を探さないと…でも、名前が分からないと…こう言う時フィリップが居ると助かるんだがスタッグフォンもリングも前回の闘いで大分ダメージを食らったからオーバーフォール中だからな、それに今フィリップ忙しい…此処は俺が頑張るしか無いか…」

リィンフォース
「なら、ナースセンターに行って事の事情を説明するべきじゃないか?」


「そうだな…ん?あれ?なぁ、あの男の子何か探して無いか?」

翔の視線に二人は振り返りまだ6、7歳ぐらいの男の子が必死に何かを探して居た


「どうしたんだ?」

フェイト
「私が聞いて見るよ、ねぇ?どうしたの?」

男の子
「わ!びっくりした!」

フェイト
「あ、ゴメンね驚かせちゃって…その何か必死に探して居たけど何か有ったの?」

男の子
「う、うん…その…え?あ!あああ!舞(まい)!どうして!」

男の子はフェイトを見上げて視線に居る翔の腕で笑う赤ちゃんを見て声を上げる


「え?もしかして…この子のお兄ちゃん?良かった、見つかって…君、名前は?俺の名前は黒木 翔だ宜しく!」

翔汰
「ぼ、ぼくは、高森(たかもり) 翔汰(しょうた)って言います…その子は高森 舞…そのぼくがたまたま目を離したらいなくなって…だから慌てて探して見つからなくて…その迷惑を掛けてすみません!」


「良いよ!そんなに謝らなくて…にしても随分活発的な子だな…名前から察して女の子だな?」

翔汰
「うん!そのクリスマスの夜に生まれたばかりでぼくやお父さんもお母さんも皆喜んでね、でも…ぼくは舞の事を守れるかな?だって…ちゃんとお父さんが守ってやれって言うから…舞に色んな所を見せたいと思って色んなばしょを案内したくて…でも、ぼくが目を離して舞を迷子に…」

翔汰と言う男の子は、自分の不注意で妹を迷子にした事を酷く後悔していた翔は片膝を付き翔汰の頭にぽんと手を乗せる


「大丈夫だよ!翔汰君!今回は失敗しちゃったけど、でも!大丈夫!」

翔汰
「どうして大丈夫なの?」


「そうだね、今回はたまたま俺が偶然に舞ちゃんを見つけたけど今回と同じ様な事は起こらないかもしれない…でも、君はこの子のお兄ちゃんだ!だから、今回は失敗しちゃったけど!でも、君はちゃんと自分の失敗を受け止めた!だから、次は同じ失敗なんてしない、だから大丈夫!」

翔汰
「でも…」


「大丈夫!俺が大丈夫って約束するよ!君は、舞ちゃんのお兄ちゃんだ!だから俺と約束して欲しい…もう失敗はしないって約束だ!」

そう言って左手の小指を差出翔汰もおずおずと小指を向けそのまま小指を曲げ二人口にする

翔&翔汰
「ゆ〜びき〜りげんまんうそついたらはりせんぼんの〜ます!ゆびきった!」

指切りをし終えあんなに悲しそうにしていた翔汰は何時の間にか笑顔に戻り舞を翔汰に抱かせ安心したのかその腕の中に眠った


「ははは、泣き付かれちゃったのかな?」

翔汰
「えっと、そのありがとうございました!それとぼくは、失敗しない様に頑張って行くよ!ありがとう!」

そう言って彼は立ち去りその後ろ姿を消え翔は立ち上がり両肩を回す


「ふ〜う、赤ちゃんの世話って思ったよりも大変だな…」

フェイト
「はははは、お疲れおにぃちゃん」

リィンフォース
「しかし、約束か…君らしいな」


「まぁ、一応俺はヒーローだからな…それにあの子の自信を立ち直らせて良かったよ…ん?どうしたフェイト?」

フェイト
「う、うん…舞ちゃんって言う子はクリスマスの時生まれたって言うから…だからもしかしたら」


「そっか…ああ、きっとそうだ…だったらナスカの野望を打ち砕いて正解だったな…俺は、今日あの兄妹と出会えた…そして翔汰君の前に進む想いを強く感じた…色々大変だぞ頑張れよ!後輩!」

フェイト
「ははは、そうだね…うん、私も頑張って行くよ」

リィンフォース
「あの子達の未来を守れて良かったよ…私も誰かの未来を守れるだろうか?」


「それは、アンタの罪を償いそして…それを自分の想いに重ねて見ればきっと分かるさ…さてと俺達はこれで帰るよ」

リィンフォース
「ん?もう帰るのか?」


「ああ、今日は商店街でスーパーの特売でなそろそろ時間で買って置きたいからな、はやてちゃん達に宜しくって言ってくれ!」

リィンフォース
「うん、分かったよ…それじゃまたな黒木 翔」


「俺の事は名前で良いよ、一々フルネームだと面倒だしな」

フェイト
「私もフェイトで良いです!」

リィンフォース
「それじゃ、またな翔、フェイト」

リィンフォースと別れを告げそしてスーパーの特売の時間に無事間に合い今日は、リンディ提督やクロノ達は管理局に呼ばれ食今家に居るのは翔、フェイト、アルフの三人だけで有る


「今日は、リンディさん達が居ないからな…う〜ん、どうしようかな?良し、フェイトは何にする?」

フェイト
「えっと、その今日は私も一緒にお料理して良いかな?」


「え?フェイトも料理を?ああ、そうだな…将来的に料理出来たら良いな…良しそれじゃ今日は簡単に【肉じゃが】にするかな」

フェイト
「う、うん…それで良いよ、その前みたいに後ろで立たなくても良いから」


「了解、買い物を済ませようぜ」

一通り買い物を終え自宅に戻り二人の帰りを待って居たのは

アルフ
「お帰り、翔!フェイト!」

リム
『キュオオオ!』


「ただいま、リム!アルフ!待ってろ今から料理作るからよ」

フェイト
「それと、今日私が作るから」

アルフ
「え?フェイトが料理を?そっか、頑張りなよ」


「俺も居るし色々とサポートするよ、フェイト先ずは手を洗ってそれから…」

翔の指示を受け先ずまな板の上のジャガイモを切るが…しかし

フェイト
「痛っ!?」

横で下準備をしてる翔はフェイトの指を見て急いでその手を掴む


「大丈夫か?まったく、もうちょい気を付けろ…えっと、フェイトゴメンよ」

フェイト
「え?えぇぇぇぇ!?」

翔はフェイトの切れた指を自分の口に入れ血を吸い出した

フェイト
「べ、別にそんな」


「…駄目だ傷口から黴菌が入るだろ?だから先ずは応急処置な…これで良いな後は消毒と絆創膏で…」

救急箱を取り出しちょいちょいと消毒をし絆創膏をくるりと巻く


「これで良し!次からは気を付けろよ…ん?大丈夫か?」

フェイト
「え?うん、大丈夫だよ…うん」

フェイトは先絆創膏された指を掴み何故か顔を赤く染めて居たその後翔が切るのを担当し味付けはフェイトに任せ火を入れ煮込むのもフェイトが自分からやると言い無事肉じゃが完成した


「何とか出来たな、アルフもう良いぞ!」

アルフ
「お、やっとかもうお腹ペコペコだよ!」

アルフは人間体に戻り席に座る


「今日は、フェイトが頑張って味付けして煮込んでくれたんだ」

フェイト
「で、でも…まだ全然うまく行かないし…おにぃちゃんに比べたら」


「そうだな…でも、フェイトにはフェイトの良さが有る、それに俺だって初めて料理した時指を切ったんだ」

アルフ
「え?そうなの?」


「そりゃ、何回も切ったさ…良いか何でも出来る奴は先ず何度も失敗してから出来るんだ…だから、大丈夫だ!また一緒に作ろうな!おっと、話してると飯が冷めちまう…さぁ食べよう!」

翔&フェイト&アルフ
「頂きます!」

そして翔は、フェイトの煮込んだ肉じゃがを食べる…フェイトはずっと心配しやがて口を開く


「…フェイト、食べて見ろ…」

そう言って自分の肉じゃがを食べてみる…味が以外にも

フェイト
「普通だね…やっぱりまだまだかな?」


「そんな事はねぇよ?だって初めて煮物に挑戦したんだろ?それでも、これ位出来たんだ!俺の頃に比べたら全然マシだぞ?」

フェイト
「そ、そうかな?」


「ああ、だからコレから教えがえが有る味だな!良し今度から一緒に作るか?」

フェイト
「も、勿論!その宜しくお願いします!」


アルフ
「へぇ〜ふぅ〜ん、成る程」


「ん?なんだよアルフ?」

アルフ
「ううん、何でも無い…頑張んなよ、フェイト!」

フェイト
「う、うん!」

こうして闘いを終えた者達はそれぞれの休息を得る…しかし、彼等は知らなかった…まだ闇の書との闘いは全て終わっては無かった…まだ、序章を終えただけにしか過ぎないのだから…次の闘いの時までの細やかな休息をゆっくりと過ぎ去る
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プロフィール

血液型
血液型はB型
自己紹介
どうも、ピクシブから移転した二人で一人の探偵です。以後宜しくお願いします!
趣味
漫画・アニメ・ゲーム・特撮
特技
特に無い
職業
食品関係
小説について
俺の小説が【これは苦手、これは嫌だ】と言う方は回れ右をしてください。
苦手だと言う方はご遠慮します!

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