亀田ジムはどうなるのか? 昨年12月のWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦で、当時IBF王者の亀田大毅(25)が「負けても防衛」となった騒動の責任を問われ、会長とマネジャーのライセンス更新が認められず活動停止状態となっている。そんな中、本紙はこの問題における重要人物2人の注目発言をキャッチ。日本ボクシングコミッション(JBC)の秋山弘志理事長と亀田三兄弟の父、史郎氏(49)が発した言葉の意味するところとは――。
亀田ジムの活動再開に向けては、興毅(27)らの古巣でもある協栄ジムの元マネジャー・大竹重幸氏(56)を新会長に擁立して再スタートを切る…との情報が浮上している。表立っての動きはない状況だが、秋山理事長は「彼ら(亀田三兄弟)が『日本で試合をしたい』と考えているのなら、早めに行動したほうがいいのでは?」と言う。
秋山理事長は今年2月に、亀田ジムに対する処分を発表。JBCは同ジムからの再審議請求も却下した。それだけに秋山理事長は「亀田家の天敵」とのイメージもあるが、実際は「選手に責任はない。現役を続ける道筋は残す」のがポリシーだ。
亀田ジムと所属の三兄弟が国内での活動を再開するためには、まずは日本ボクシング協会から除名処分になった前会長に代わる人物を新たな会長として擁立する。それが決まった上で、JBCに対してライセンス交付の申請をするのが順序だ。亀田ジムは16日の協会の理事会で、大竹氏を新会長に据えることを申請する見込みだが、仮に新会長が決まったからといって、一気にすべてが解決するわけではない。
「あれだけの騒動を起こしたわけですから、申請があって、即ライセンス交付というわけにはいかない。少なくとも新会長に対するヒアリングを行い、その内容を審査することになると思います」(秋山理事長)
騒動への処分にあたっては、倫理委員会と資格審査委員会が開かれたが、今回も同様の機関が審査する。新会長は「ライセンスを持たない人物の影響を受けない」ことも重要な条件。これが誰を指してのことかは一目瞭然だけに、念入りにチェックすることになる。そのため、どんなに早くても申請から「ライセンス交付OK」の判断がなされるまで1か月程度の時間を要する。
もっとも、業界内には活動再開に慎重論があるのも事実。チェック次第では新会長が審査に通るとは限らない、だからこそ早めに動いて新会長の“潔白”をアピールしたほうがいい…ということだろう。
一方、興毅はWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(33=ワタナベ)との対戦をWBAから指示されているが、現状では国内で試合を行うことは不可能。だが、史郎氏は、亀田ジムの今後について「オレが口を出すことはない」と言いつつ「興毅が大竹さんとタッグを組んで、いろいろやっとる。河野戦は日本でできる」と話した。さらに興毅に対しても「試合が正式に決まってからじゃ遅い。いつでも動けるように準備はしておけ」と話しているという。
その口ぶりからは、その後もトントン拍子に事が運ぶと疑いのない様子だが…。“傀儡”を感じさせるような言動が逆効果にならないとも言えず、依然として先行きは不透明だ。
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