【スピーカー】
ダウンタウン 松本人志 氏
放送作家 高須光聖 氏
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松本人志の放送室(266回・345回)自殺する奴はアホ
自殺こそもっとも罪深いと教えるべき(第266回放送分より)
松本人志氏(以下、松本):腹立ってしゃあないんですよ。今いじめで子供が自殺して、教育委員会がどうとか学校がどうとかいうのが多いですよね。そこをみんな突付くじゃないですか。わかりますよ、それもある。でもね、一番悪いのは、自殺する事ですよ。
高須光聖氏(以下、高須):なるほど。
松本:これを、誰も言わないんですよ。もうみんなが「かわいそうかわいそう」って言うじゃないですか。こんな報道の仕方してたら自殺減らないですよ。
高須:なるほど。
松本:みんな味方してくれるって思うもん。死んだら味方してくれると思うなら、自殺する人どんどん増えますもん。
高須:ほんまやな。ええこと言うた。
松本:ほんま腹立ってしゃあないねん。自殺する奴はアホやって誰か言わないと。
高須:ええこと言うてる。
松本:でも結局、それを言うと自分が攻撃されるんちゃうか、とかね。
高須:そんなね、人は一回か二回嫌な事言われたことあるし、言うた事もあるやん。
松本:いじめられて死にたくなる気持ちも分かる。でもね、やっぱり一番罪深いのは自殺なんですよ。自分の命を断つことが一番罪深いんですよ。だからそれをやることが一番あかんねや、って言う事を言わんとね。
そりゃ、もし俺もいじめられてたら、「自分が死んだら、俺をいじめてたみんながクソミソに言われるんや。自分はものすごいええもんになる、みんながかわいそうかわいそうって言うてくれる。俺、もう死のうかな」って思うって。
高須:こらアカンね。ほんまそう、それを言っていかなあかんわ。
松本:誰一人言わへんからね。そりゃ学校も悪いですよ。
高須:もちろんそれも駄目だね。
松本:いじめるやつも悪いですよ。
高須:それに負けて死んでしまうというのが一番良くないということだね。
松本:昔、松本先生っておったやろ。
高須:おったね。
松本:小学校5年生の時の。あんまり松本先生好きやなかったんやけど、その先生が言うたこと、俺一個だけ覚えてんねん。「一番罪深いのは、俺より先に死ぬ事や」って。
高須:なるほど。
松本:この先生何言うてんのかなって、その時、ピンとこなかったんですよ。でも今考えたら、分かるんですよ。病気や交通事故ならしょうがないけれども、でも基本的にはやっぱりそういう事なんですよ。
高須:自分からなんて絶対あかんって事ですよね。
松本:絶対駄目やっていうこと。馬鹿や、と。自殺するやつは馬鹿なんや! ってね。言わなあかんねんて。
“ページを埋めるだけのニュース”が社会に悪影響を及ぼしている(第345回放送分より)
松本:僕ね、腹立ってるのはあれなんですよ、チューリップが大量に折られている。
高須:あれ腹立つ!
松本:そうなんです。
高須:捕まったらええやん。おるやろ。真剣になったら捕まえられた、あんなん。
松本:このニュースを初めて見たときに、「これは絶対ニュースでやらんでええ」って言ったんですよ。
高須:みんなが真似するから。
松本:無視せいって。これ絶対増えるから。同じようなアホがでてくるでしょ。こういうのはね、調子乗りの、いちびりのね、どうしようもないアホがやってるものですからね。報道する意味がないんですよ。やったってしゃあないねんこんなもの。
高須:でもこれ捕まえなあかんねん。
松本:いや、「今こんな詐欺が流行ってます」とかね、そういう防げるものなら是非ニュースでやらないかんのですけど。こんなのは、いわば防ぎようがないし、遊び半分でやってるような奴らなんですから。これはね、絶対ニュースでもやったらあかんねんって。ニュース番組は絶対これをわかってる癖にね、やることないからってやりよるんですよ。
高須:あなたさっきいいこと言うてましたね。新聞とは、とか、ニュースとは、みたいなね。
松本:本末転倒の極地なんですよ、ああいう報道は。ニュースってもともとは「事件を伝えたい」って出来たものなんですよ。ところがだんだん、ニュースもない、どうすんねんて言うて、無理矢理事件を作って、活字だけで埋めて。これがね、本末転倒の骨頂なんですよ。
高須:伝えなくちゃいけない事を伝えなきゃね。何もないから何か埋めようなんてのはね。
松本:時間とページを埋めるためだけにね。やったらあかんニュースって、いっぱいあるんです。
高須:ああいうのって気持ち悪い。僕、前にも言いましたけど、車を10円でガリガリってやったりするやつ。国宝級の何かに傷付けるとかね。ああいうの大っ嫌いなんですよ。こいつ殺したろかと思うんですよほんまに。お前どういう気持ちでそんなことやってんねんって。みんなのものやったりするし、このあいだの韓国のアレとかね、考えられへんのですよ。
松本:そうですね。
高須:あのね、お前一人で責任負えるものではないんやぞって思うんです。チューリップだってそうですよ。腹立つでしょう。あんなこと僕できませんもん。
松本:チューリップのやつも、こんなことするやつは本当馬鹿ですから。ニュースで騒がれることをおもしろがってやってますからね。確実に、自分がチューリップをやった日にはめちゃくちゃニュース見てますよ。どの局でどれくらいやってるとか。それを見てるわけですよ、おもしろがって。だから絶対やったら駄目なんですよ。
それでそのニュースのインタビューとかで、子供に聞いたりして「かわいそう」とか「考えられへん」とかやってますけど、あんなインタビューも絶対やる必要ないんですよ。あれやっても「俺悪い事した」なんて思うわけないんですよ。そんなこと思うような奴なら、やらないですから。
高須:腹立つわ。どうしたらいいんやろ。
松本:無視!
高須:捕まえてくれたらいいんですわ。
松本:ニュースで一切やらへんで。
高須:ニュースでやらへんで捕まえてくれたらいい。
松本:そう。
松本:今、自殺も流行ってるでしょ。なんやっけあれ、硫化水素? アレだって、もうやらんでええねん。
高須:アレはそう思うわ。
松本:あれもニュースがおもろがってんねん。今日は何件あったとかやって。もうええねん。一切そういうニュースは、なし。自殺なんてね、あいつら寂しい奴らだから、「俺も死のう」ってう奴らがいっぱいでてくんねん。あれは煽ってるだけ。
高須:間違ってるわ、アレは。
松本:「こんなんで死んでるやつおるんや、俺もおもしろいことないし、死のう」みたいなやつがいっぱいでてくるから、あかん。やらんでええねん。
高須:ほんまやね。
松本:ある意味ね、そんなアホが死んでも、別に俺はええねんけど、これ以上増やさんためにもやらんでええねん。
高須:そうやな。それを見て「ああそうや、死ぬって方法がある」って思うやつもおる。その手助けしたらあかんねん。
松本:ヒント与えるもんな。
高須:そうやねん、そんなことしたらあかんねんて。
松本:「チューリップをバーってやったらスッキリするかもわからんな」なんていうのもね。そんなヒントを与える必要ないねん。
高須:もともとね、生きなあかんねん、生きとかなあかんねん。どんな状態でも。だから、自殺って行為があること自体も言ったらあかんねん。
松本:そうそう。
高須:そんなルールないんやから。
松本:選択肢を一個与えてるだけ。
高須:あかんねん。ええこと言うたな松本さん。
松本:ほんとに、間違ってないわ。
高須:えらい時代やな。
松本:まぁね。