「川俣町山木屋地区復興まちづくり」基本計画
福島県川俣町と戸田建設株式会社は、復興まちづくりマスタープラン「『川俣町山木屋地区復興まちづくり』基本計画」を策定し、平成25年度の活動報告書としてまとめたことを発表した。
(画像はニュースリリースより)
売電収益による復興事業推進
今回策定した川俣町復興計画では、脱原発の考えをもとに、再生可能エネルギー導入、環境との共生、安心・安全と経済的活力を両立したスマートコミュニティの推進、災害に強く持続可能な経済社会の構築を目指したとしている。
再生可能エネルギー導入ではメガソーラー事業を計画し、計画敷地面積は約46000平方メートル、太陽光パネルの総設置容量は2.317MWを予定しており、売電収益により復興事業推進を図る。
まちづくりでは地域コミュニティと地域福祉・医療を強化するとして、診療所、医療・福祉、防災、コミュニティスペース、キッズスペース等の機能を一つまとめた複合施設をつくり、避難区域が解除された際の生活再建と雇用拡大の準備をする。
山木屋地区独自の農業振興策確立も目指しており、植物工場の建設、接ぎ木苗・種苗・花卉増産・多様な園芸植物、町独自の農業開発をし、事業化の推進も行う。
今回の施策については今後、実施に向けて関係者との調整や詳細計画の検討をし、川俣町の復興計画との整合を図りながらも迅速に進行される予定となっている。

戸田建設 ニュースリリース
http://www.toda.co.jp/news/2014/20140522.html