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喜多方で太陽光発電所が起工 会津電力10月末稼働目指す

 原発に依存しない社会づくりに向け、会津地方の自然を生かしたエネルギー自給を目指す会津電力(佐藤弥右衛門社長)の雄国太陽光発電所の安全祈願祭・起工式は29日、喜多方市熊倉町の現地で行われた。10月末の稼働を目指している。
 敷地面積約2万6千平方メートルに、太陽光パネル3740枚を並べる。冬季の積雪を考慮して、地上から約2.5メートルの高さにパネルを設置する。最大出力は1000キロワット(1メガワット)で、電気は東北電力に売電する。年間約3400万円の売り上げを見込んでいる。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーについて紹介する体験学習施設(延べ床面積約120平方メートル)を併設し、同社の取り組みに理解を深めてもらう。総事業費は約3億7千万円。
 安全祈願祭には関係者約55人が出席した。佐藤社長がかま入れをし、山口信也市長、須藤浩光県会津地方振興局長、遠藤忠一、瓜生信一郎両県議がくわ入れをした。起工式では、佐藤社長が「安全・安心なエネルギーの普及に、支援をお願いしたい」とあいさつし、山口市長らが祝辞を述べた。
 同社は今年度、会津地方に中小規模の太陽光発電所計21カ所を建設する予定。

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工事の安全を願い、かま入れをする佐藤社長
工事の安全を願い、かま入れをする佐藤社長

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