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聖別式当日、ジャンヌをもっとも愛したと言われる
ジル・ド・レをはじめ4人の高位遺族が選ばれ、
大聖堂の近くにあるサン・レミ大修道院へ
その院長とサント・アンプールを迎えに行った。
彼らが大聖堂に到着するのをランス大司教と教会参事会員が出迎え
式典が開始された。
純真なジャンヌは、王太子が国王シャルル7世となった瞬間、
涙を流しながらひざまずき彼の膝を抱いたと言われている。
故郷から招かれていたジャンヌの両親も、
さぞかし胸を熱くしてこの光景を見ていたことであろう。
こうして、トロワ条約は神が否定をし正義はシャルル7世のものとなった。
この事によって、フランス統一の第一歩が始まったのだった。
前から思っていた、神の側から人々を眺めたらどんなふうだろうと。
ここで告白しなくてはならない。この大聖堂でそれを実践したのだ。
人目を避け祭壇後ろにある1.7mほどの大理石の壁をよじ登って、
十字架越しに信徒の席を撮影したのである。
その直後、ほかの観光客が私のまねをして壁をよじ登り、
違う観光客がそれに倣った。
私は変な流行りを始めた人になってしまったかもしれない。
熊谷