PIMCO運用担当バネ氏退職へ、「心境の変化」で屋台開業
6月4日(ブルームバーグ):米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)でインフレ連動債を専門とするファンドマネジャーのジェレミー・バネ氏は、6月10日付で退職し、ロサンゼルスとオレンジ郡で移動式屋台を始める計画だ。
バネ氏(36)は4日の電話インタビューで、「心境の変化」のため同社を円満退社すると述べ、クロックムッシュを販売すると語った。クロックムッシュはハムとチーズをパンに挟んでフライパンで焼いたサンドイッチで、フランスのカフェが発祥の地とされる。
フランス人のバネ氏は、野村証券やBNPパリバでインフレ連動投資商品の取引で経験を積み、2011年半ばにPIMCO入りした。同氏の家系には飲食関連ビジネスの歴史があり、祖母は1950年代と60年代に料理雑誌「キュイジーヌ・エ・ヴァン・ド・フランス」のオーナー兼編集者だったという。
PIMCOのミヒル・ウォラー副最高投資責任者(CIO)は電子メールでバネ氏について、「PIMCOの顧客への貢献を感謝するとともに、新天地での成功を祈念したい」と語った。
原題:Pimco’s Banet to Quit for Food Truck Selling CroqueMonsieur (1)(抜粋)
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更新日時: 2014/06/05 08:24 JST