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中露、格付け会社を共同で設立 米国の独占的地位に挑戦

2014年06月05日 11時09分
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中国を訪問しているロシアのシルアノフ財務相は3日、中国と共同で格付け会社を設立することで合意したと明らかにした。「この格付け会社が中露両国の合弁事業を評価する。声望が次第に高くなった後、国際市場へと進出する」と同氏が強調した。この情報は4日、関係メディアの注目を浴びた。

 

ドイツ紙「ディ・ウェルト」は4日、「モスクワ(ロシア)と北京(中国)は金融分野で西側国の独占的地位に挑戦している。格付け会社を共同で設立したら、中露両国は格付けの面で西側国と平等な条件を備えることができる。中国は格付け分野で豊かな経験を積んでいる。これから、金融分野における中露両国の協力はより多くなる」と報じた。4日付のドイツ誌「デア・シュピーゲル」によると、ロシアと中国は大手格付け会社3社(スタンダード&プアーズ、ムーディーズ、フィッチレーティングス)に対する不満を何度も示した。ロシアのソブリン格付けも4月下旬、クリミア事件でスタンダード&プアーズに引き下げられた。これでロシアの高官らは「政治的に動機づけられている」と批判していた。だが、スタンダード&プアーズはこれを否認した。

 

ロシア紙「コメルサント」によると、ロシア側の参与者はロシアのRusRating JSC、中国側は大公国際資信評估有限公司だ。ロシアのRusRating JSCのザイツェフ社長は「中国のパートナー及びロシア政府の支持を得てほしい。6月末、中国の同業者と協力に関する詳細を討議する」と語った。

 

(翻訳 劉英)

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