◇メモリアルトーナメント<第2日>
▽5月30日、米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジGC(7392ヤード、パー72)▽晴、気温27度、弱風▽賞金620万ドル、優勝111万6000ドル▽119選手
【ダブリン(米オハイオ州)テッド・ムース】松山英樹(22)=レクサス=は6バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算7アンダーで21位から4位に急浮上。前週に続いて優勝争いに加わってきた。石川遼(22)=カシオ=も1イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの71で通算1アンダーの48位とし、予選を通過した。ポール・ケーシー(英国)が連日の66をマークし、通算12アンダーで首位に立った。マスターズ・トーナメント覇者のバッバ・ワトソン(米国)が3打差の2位。初日首位のロリー・マキロイ(英国)は78と崩れ24位に後退した。
2週連続の優勝争いにも、松山は満足していなかった。67の好スコアで2日目を終えたとはいえ、ショットに納得できなかったという。
インスタートで、前半最後の18番パー4。残り193ヤードを6番アイアンで打つと、ピン30センチにピタリ。ギャラリーは沸き返ったが、本人はクラブから手を離し、顔をゆがめてミスショットのリアクション。結果的にはバーディーを取れたが「実は大ダフリ。バンカーかなと思って歩いたら、拍手が聞こえてビックリした」という。
アウトでも3バーディーを奪ってスコアを伸ばしたが、3番はバンカーから寄せきれずにボギー、4番では2メートルのバーディーパットを外し、5番は4メートルのイーグルパットが入らなかった。7番も1・5メートルを決めきれずにパー。いずれも難しいラインではなかっただけに、不満が募ったようだ。
2週続けてのV争いだが、プレー後の報道陣とのやりとりは、いつものように冷静なものに。
しかし、最後に「先週がたまたまだったら、今週この位置にはいない。本当に自分の調子が上がりつつあるので、この位置にいるのかなと思います」と、はっきりした口調で付け加えた。
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