リゾートトラストレディス第2日、1番でティーショットを放つ表純子=兵庫・関西GCで(戸田泰雅撮影)
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◇リゾートトラストレディス<第2日>
▽5月31日、兵庫県三木市・関西GC(6510ヤード、パー72)▽晴れ、気温29・2度、風速1・2メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ4人)▽観衆4696人
広島市出身でプロ野球は熱狂的な広島ファンというカープ女子(カープママ)の表純子(40)=中部衛生検査センター=が7バーディー、3ボギーの68と伸ばし、通算8アンダーで前日の4位から単独首位に浮上した。今季のカープの快進撃にかなり気分を良くしており、スコアにも好影響が出ているよう。プロ19年目で通算4勝目を狙う。1打差の7アンダー2位にテレサ・ルー(台湾)ら3人、5アンダー5位に佐伯三貴(29)=日立アプライアンス=ら2人が続いている。
岡本綾子門下のまとめ役、賞金ランクシード最年長の表が、昨年7月のサマンサタバサレディース2日目以来の単独首位を奪った。
「朝イチからバンカーに入れて、寄らず入らずのボギー。今、いいショット、悪いショットといろいろ出る感じなので、(キャディーの)だんなと『ボギーは出るから、その分バーディーをいっぱい取っていこう』と話してた」
その会話通り、ボギーを3つたたいたが、前半3つ、後半4つのバーディー奪取。「途中からちょっと強めにパットを打つように心掛けたら、3〜4メートルがよく入ってくれました」という。
この日のウエアは、大好きな広島カープの“赤ヘル”色。「子どものころからカープのパジャマを着てたくらいの古いファン。カープ女子っていう感じじゃないけど、今年も既に2回、マツダスタジアムに応援に行ってます。今年のカープはすごい。うれしい」。セ・リーグで首位を走るごひいきチームに、テンションも上がっている。
「今週火曜に綾子さんとラウンドしたんです。2月の米合宿以来。ボールの位置が左足寄りになりすぎてると教えてもらって、直したらショットがだいぶ良くなった」
昨年はこの大会での4位を足掛かりに、翌週のヨネックスレディスで7年327日ぶり、史上5番目の長期ブランクでツアー通算3勝目を手にした。「暑いのが好き。だから、今年も今週あたりから、いくぞと思ってた」。3番ウッドのヘッドカバー代わりにカープ応援メガホンを持ったパペット人形をかぶせ、カープに負けない快進撃でV4完結だ。 (月橋文美)
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