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秋山が新会社設立し団体運営へ…どうなる「全日本プロレス」の看板
2014年06月05日 07時06分

秋山が新生全日本の看板を背負う

 全日本プロレスの秋山準(44)が7月1日から新会社をスタートさせ、社長として団体を運営していくことが3日、明らかになった。所属全13選手も追従する模様で、現在は秋山が中心となり、全日プロを運営する全日本プロレスリングシステムズ株式会社・白石伸生オーナー(41)との最終交渉が続いている。

 全日プロの運営はここ数年で混迷の一途をたどっていた。2012年11月に白石氏(当時は株式会社スピードパートナーズ)が全日プロの株を100%取得。新オーナーとなったものの、他団体を挑発する過激な言動に対し、前オーナーの武藤敬司らが猛反発。しかし双方の溝は埋まらず、武藤は全株式の奪還を前提に続けていた交渉を断念。13年6月30日の両国国技館大会を最後に、現WRESTLE―1勢が大量離脱した。

 その後は残留した諏訪魔を中心に新生全日本の再建が進められ、ノアを退団した秋山らバーニング5選手が同年7月に所属選手となり、団体は何とか息を吹き返した。8月には、スピードパートナーズ社から白石氏が社長を務めるレッドウォールジャパン社に株が譲渡され、全日本プロレスリングシステムズの新しい親会社となった。9月には井上博太氏が社長に就任。白石氏はその後オーナーとして運営を支え、現在に至る。

 だが、今年に入っても低迷が続いた。そんななか、慎重居士の秋山がついに立ち上がった。関係者の話を総合すると、全日プロ所属選手に対するギャラの支払いが、今年に入ってから滞り始め「生活できない」という声が各選手から上がり始めたという。2月になると「新しく運営会社を作って全日プロを再生させたほうがいいのでは」という意見も出てきた。周囲から推される格好で、6月いっぱいで契約を満了する秋山が社長となり、新会社をスタートさせる運びとなった。

「いろんな部分で新しく始めたほうがいいのではという結論になった。所属選手のためにも、自分が社長としてやっていこうと決断しました。いろいろな声も上がりましたが、白石オーナーは全日本にとって力を尽くしてくれた貢献者だと思います」と秋山は明かした。

 次期シリーズ(15日、後楽園で開幕。30日、函館で最終戦)は予定通り参戦。7月1日からは新会社を発足させ、秋山を筆頭に諏訪魔、曙、大森隆男、KENSO、潮崎豪、金丸義信、鈴木鼓太郎、青木篤志、宮原健斗、SUSHI、渕正信、野村直矢の所属全13選手が移籍。和田京平レフェリー、木原文人リングアナウンサー、ボンバー斎藤レフェリーら主要スタッフも新会社へ移籍することで同意しているという。

 武藤離脱直後はリングの内外で孤軍奮闘していた諏訪魔も「新たに会社を立ち上げることになったが、決してネガティブなものじゃない。次へ進む時が来たということです。白石オーナーには感謝の気持ちしかありません」と目を真っ赤にさせながら心情を吐露した。

 ただし契約上の問題で、現在の運営会社が既に決定済みで会場も押さえている7月と8月のシリーズには出場する。実質的に「秋山社長」による全日プロが興行を手掛けるのは9月からになる模様だ。そのため現在はスポンサー探し、会社登記の準備、事務所探しなどに奔走する日々が続いている。

 問題となるのは「全日本プロレス」の看板だ。商標登録は全日本プロレスシステムズが所有しており、秋山らの新会社へスムーズに移行できるかどうかが焦点となる。現在、話し合いが続いており、白石氏の英断が待たれる状況だ。いずれにしろ42年の歴史を持つ全日本プロレスは、再び大転換期を迎えた。

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