2014.6.5 05:02(2/3ページ)

小保方さん“白旗”主要論文の取り下げに同意…STAP研究白紙へ

小保方晴子氏

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 『画期的発見』とされた発表から4カ月あまり。「200回以上作製に成功した」「(作製には)コツ、レシピのようなものがある」などと主張してきた小保方氏が、研究論文の撤回に同意した。理化学研究所がSTAP論文を不正と認定する中、「結論は正しい」と撤回を拒否し続けてきた小保方氏の徹底抗戦は、終わりを迎えることになった。

 理研によると、小保方氏は3日、主要論文の撤回に同意する旨を記し、署名押印した文書を、共著者の1人で理研の検証実験を主導している丹羽仁史プロジェクトリーダーに提出した。主要論文は、STAP細胞の作製法や万能性について記述したもので、細胞の存否に関わる研究の根幹部分だ。

 小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は同日、大阪市内で「理研が進めるSTAP細胞の有無を調べる検証実験に参加するため、応じざるを得なかった」と背景を説明。STAP細胞については「存在するという事実は変わらない」とあらためて主張した。

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