史上最高の文字入力スマホ「ARROWS NX」が唯一無二な理由

 2014年夏の最新Androidスマートフォンが出揃った。なかでもドコモが5月30日より発売した富士通の「ARROWS NX F-05F」(以下、ARROWS NX)は、「スマホ史上最高の日本語入力」を謳い、独自の日本語入力システム「Super ATOK ULTIAS(スーパー エイトック ウルティアス)」を搭載している。

 各端末が個性的な機能、高スペックをアピールしているなか、“史上最高”の日本語入力は、実利用のなかでメリットを感じられる程の性能なのか? 詳しく実機をチェックしてみた。

ARROWS NX F-05F

「ARROWS NX F-05F」実機レビュー

 そもそもARROWS NXは「全部のせ端末」であり、最新OS、高性能CPU、約2070万画素のカメラ、防水、フルセグチューナ、おサイフケータイ、NOTTVなど、最新端末に相応しい高いスペックを備えている。「Super ATOK ULTIAS」が特徴ではあるが、防水構造で使い勝手のよいキャップレスmicro USB端子や、背面にある指紋認証センサー、“3日持ち”という大容量バッテリーなども、なかなかのものだ。

「Super ATOK ULTIAS」は、日本語入力ソフト「ATOK」を開発しているジャストシステムと富士通によるコラボで生まれた独自ソフトであり、日本語が“思いのままに打てる”ことを目指してつくられた。

 単語レベルでの変換精度はもちろん、20文字程度を一気に入力しても、単語単位で漢字・ひらがな・カタカナが適切に変換される。文脈を理解した予測表示も優れていて、例えば、「予定が」と「予定を」と入力した後に表示される候補が異なる。「予定が」の後には「遅れる」、「ある」、「ない」が表示され、「予定を」の後には「立てる」や「早める」が表示されるのだ。

 また、旬なキーワードが変換辞書に追加される「キーワードExpress」が無料で利用可能な点もARROWS NXならでは。(利用には無料で登録できるJustアカウントが必要)。アルファベットや漢字が難しいため、ひらがなで検索してコピペした経験はないだろうか? 目安として1回につき20用語以上、月13回以上の自動更新があるので、旬な名詞を打ちたいときすぐに打ち込むことができる。

 細かな点では、「れこめんど」を「recommend」とひらがなから英単語に変換できる点や、6地方の方言への変換に対応している点なども使い方によっては便利な機能だろう。

 これら「Super ATOK ULTIAS」の機能だけでも十分に快適なのだが、ARROWS NXはさらに2つのポイントにこだわり、快適な日本語入力を追求している。それがタッチパネルの精度とユーザーインターフェース(以下、UI)だ。

 タッチパネルは、タッチ時の誤認識を起こす電気ノイズへの耐性を高めることで、タッチ精度を常に高く保てるようになっている。さらに誤入力を防ぐ「文字入力タッチパラメータモード」が、誤入力が少ない快適な文字入力を実現させているのだ。

 UIは、他機種と比べてもかなり細かいところまで作りこまれている点に驚かされた。利き手や手の大きさに合わせ、キーボードサイズ(高さや幅)の調整ができる機能は、打ちやすいポジションにフィットさせたり、入力した文字を広い領域で確認するときなどに使えそうだ。

◆1週間使ってみた感想「ストレスを感じない完成度の高さ」

 実際に使ってみたところ、入力スピードではパソコンのキーボードには及ばないが、変換のスムーズさ、長いひらがなが一瞬で正確に変換される爽快さがあった。また、ワンタップで狙い通りの場所にカーソルを置ける心地よさ、フリック入力中のミスの少なさなど、他社製スマホ使用時に生じがちなストレスを感じなかった。

「ばーべきゅーようのにくをかいこんで」は、「バーベキュー用の肉を買い込んで」と一発で変換でき、うろ覚えだったアイドルグループや話題のアスリートの名前なども入力できた。LINEやTwitterなどSNSでの会話もスムーズになりそうだ。

ARROWS NX F-05F

長い文字や読めない漢字に遭遇したときに便利

 また、画像内にある文字をなぞって文字認識するOCR機能「なぞってコピー」も面白い。ポスターや看板などにある文字をカメラで撮った後、この機能を使えばすぐに文章に組み込むことができる。イベント取材時に、見たことのない複雑な漢字の名前の人と名刺交換したときなどに使ってみたいと思う。

 日本語入力の快適さには驚かされたが、カメラ性能の高さにも惚れ込んだ。高性能のレンズとセンサー、そして富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」により、明るいシーンでは高精細な描写を、暗いシーンでもノイズの少ない自然な描写を見せつけてくれた。また、「インテリジェントフラッシュ」によって見たままの色みを撮れるといった点も特徴だ。

 屋外に出て違いを試し撮りしてみた結果、最も顕著だったのは、強い逆光の建造物だった。自然な色味、そして材料ごとの質感がハッキリと描写されており、他社製のスマホと比較してみると違いは一目瞭然だった。

ARROWS NX F-05F
 スマホでの逆光撮影では、画面全体が白く飽和してしまったり、細部は潰れてしまったりすることが多い。ARROWS NXでこれだけしっかりした撮影ができるのであれば、SNSへの画像投稿はもちろん、カメラが手元にないときの急な仕事でも使えそうだ。

「思ったまま」入力でき、「撮りたい写真」に限りなく近い撮影ができ、ストレスのないスマホ生活をおくることができた。文字と写真という利用頻度の高い項目についての性能が高いARROWS NXは、仕事で長文メールをスマホから打つ人、コンデジ代わりのスマホカメラを求めている人、SNSをハードに使う人など、あらゆる人のニーズに応えてくれるスマホだろう。

 なお、スペシャルサイトではマンガ『ブラックジャックによろしく』とのコラボマンガも掲載されている。作品のキャラクターたちがARROWS NXの機能に触れるコメディ作品だ。現在3作品がアップされており、今後も更新されていく予定だという。

スペシャルサイト

スペシャルサイトでは、マンガ『ブラックジャックによろしく』とのコラボ作品が公開中

●ARROWS NX F-05F 製品詳細ページ
●スペシャルサイト 『ブラックジャックによろしく』とのコラボ
●Super ATOK ULTIAS の詳細ページ

<取材・文・撮影/林健太>

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