- [PR]
国際
タンカー会社だけじゃない 上場廃止の中国企業、急増の兆し
中国の上海、深セン両証券取引所に上場している企業の財務状況が急速に悪化している。この4月には上海証券取引所上場のタンカー会社が7年ぶりの上場廃止となった。経済の停滞が続く中で今後、上場廃止の企業が増えていきそうだ。
中国商務省の信用評価・認証センターというところが、「中国非金融類上場企業財務安全総指数(FSI総指数)」を発表している。金融を除く全上場企業(2213社)の財務の安全性を示す指標なのだが、この指数が、今年に入って2008年以来、6年ぶりの低水準に落ち込んでいる。
FSI総指数は11年にピークに達し5600台を記録した。ところがその後は一貫して下げ続け、ついに今年に入ってからは5100台に突入している。
業種ごとの指数を絶対値でみると、最も低いのが不動産である。他の業種と比べると、2分の1から3分の1の水準でしかない。下げ幅でも昨年比で10%を超えている。このほか下げの目立つのは、鉄鋼、化学工業、軽工業、鉱業、レジャーサービスといった業種だ。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]