九州大学(九大)は、内部EL量子効率100%を示す蛍光材料を発光材料とした有機EL素子を開発したと発表した
同成果は、最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)センター/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)主任研究者 安達千波矢教授、中野谷一助教(当時 九州先端科学技術研究所 研究員)らによるもの。詳細は、英国国際学術誌「Nature Communications」オンライン版に掲載された。
今回の研究では、蛍光材料を発光材料とする有機EL素子の発光層中に熱活性化遅延蛍光(TADF)材料をアシストドーパントとしてドーピングすることにより、蛍光分子からのEL発光効率を究極の100%まで向上させることに成功したという。この手法は、蛍光材料を発光材料とした有機EL素子の内部EL量子効率を理論限界の25%から100%への向上を汎用的かつ簡便な手法で実現するものであり、高い素子耐久性を示す蛍光材料を発光材料とする有機EL素子の新たな設計指針を確立したものであるとコメントしている。これにより、従来から開発されてきた広範な蛍光材料を発光材料に用いて、100%の効率で電気から光に変換できるようになったとしている。
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