衆院法務委員会は4日、児童ポルノの所持規制を強化する児童買春・ポルノ禁止法改正案について、委員長提案として本会議に提出することを全会一致で可決した。個人が趣味で児童ポルノの写真や映像を持つ「単純所持」を禁止することが柱。5日の衆院本会議で可決、参院に送付する。22日の今国会会期末までに成立する見通しだ。
改正案は、性的好奇心を満たす目的で児童ポルノの写真などを所持した場合、1年以下の懲役や100万円以下の罰金を科す。個人が既に所有している写真などを処分するための期間として、罰則の適用は法施行から1年間の猶予を設けた。