新日本プロレスのエース・棚橋弘至(37)が3日、念願のIWGPタッグ王座奪取へ「人柱大作戦」を決行する。IWGPタッグ王座戦(21日、大阪ボディメーカーコロシアム)でコンビを組む真壁刀義(41)の負傷欠場を受け、棚橋は王者組(カール・アンダーソン、ドク・ギャローズ)の攻撃を一身に受け止めることを決意。真壁には指一本触れさせない決意を明かした。
棚橋、真壁組は5・25横浜アリーナ大会で後藤洋央紀、柴田勝頼組を撃破。挑戦権を獲得した代償に、真壁が「下顎歯槽骨骨折」を負った。
IWGPタッグ戦には強行出場するものの、万全の状態とは言い難い。この日の午前中に真壁と道場で顔を合わせた棚橋も「練習も始めてましたけど、本調子ではない」と認めた。もちろん、真壁の負傷はチームの爆弾となることは必至だ。
そこで棚橋は一念発起した。「真壁選手は意地の男ですから。(精神面に)不安はない。ただ、肉体的なことがあるんで。ダメージは全て俺が引き受ける。名づけて『人柱大作戦』!」
人一倍の目立ちたがりでナルシシスト、自己犠牲や献身的という言葉とは無縁の棚橋にしては、かなりオトナの決断だ。真壁が顔面に攻撃を受ければ、チームに大ブレーキがかかる。それを防ごうと棚橋は自ら防波堤になろうというワケだ。
ここまで棚橋が必死になるのもタッグ王座から遠ざかって久しいからだ。実に2005年10月に王座から陥落(当時のパートナーは中邑真輔)して以来、約9年間もベルトにフラれ続けた。最近は継続してコンビを組む相棒が不在だっただけに、大阪決戦にかける思いは強い。
この日の東京・後楽園ホール大会では10人タッグ戦に出場。チームは敗北し、バレットクラブ(BC)軍に5人がかりの集団暴行を受け、王者組の合体必殺技「マジックキラー」も浴びた。大の字にノビる醜態をさらしたものの、これも棚橋には想定内。「BCの攻撃に耐え抜いてみせる。全部受け切ってやる。タッグ戦線、俺が盛り上げますよ」。棚橋は本気だ。
本紙匿名スクープに端を発した人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者の違法薬物使用疑惑が、ついに事件化した。これまでの1面ネタをピックアップした。
“女子アナセクハラ被害”を激白した元フジテレビアナ・長谷川豊がマイクをペンに持ち替えて、女子アナたちの嘔吐事件、不仲疑惑、未成年アイドルとの飲酒騒動など“とくダネ”大放出!