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国立競技場の改築は実現不可能!?
2014年06月03日 16時00分
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 一昨年の国際コンクールでザハ氏の案を審査した建築家の安藤忠雄氏自身も、先月末の有識者会議で「世界でも最高の日本の建築技術で、何とかなるだろう」と言いつつも「スケジュールが厳しい中で、現実に造り上げていくのは大変難しいだろう」と発言している。


 現行計画に異を唱えている建築エコノミスト森山高至氏は、先月の記者会見で配布した資料で、基本設計が遅れた主な原因として、新国立の巨大さを指摘した。「その巨大さは大阪湾に設置された港大橋に匹敵するものであり、構造強度だけでなく建物の基礎構造設計にも多大な負荷をかけるものになっている」


 いわば大きな橋をかけるようなもの。「この規模の建物工事における資材の設置場所や構造組み立てのためのスペースが敷地に不足しており、周辺道路の封鎖も含めた施工計画が必要になります」。森山氏はブログでも、基本設計について「C種膜は燃えるので屋根は作れません」「これは、、建てちゃダメです。」とより厳しく批判している。


 新国立競技場が「アンビルト」になる恐れはないのか。JSCの担当者は「そんなことにはならない」と話す。ただ、河野一郎JSC理事長は先月末の有識者会議で「かなり時間が押してきているので、少し焦りもある」と19年春完成への日程のきつさもうかがわせた。


 建物が無事にできても、芝の生育という重要な仕事がある。「埼玉スタジアムは(02年)W杯の1年前に完成したけれど、試合をしたらツルツルして、全部はげた。1年間でようやく直して間に合わせた」(有識者委員の小倉純二・日本サッカー協会名誉会長)。開閉式屋根は愛知県の豊田スタジアムや大分銀行ドームも備えているが、芝については「大分も大変だったし、豊田も何度苦しんだか分からない」(同)。


 31日のイベントでは、サッカー、ラグビー選手から、良好なピッチに感嘆する声が相次いだ。五輪やラグビーW杯を行うとなれば、現在以下のものにはできない。「芝は命」と語る小倉氏は、芝の育成や管理を研究するプロジェクトの創設を求めている。

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