映画「男はつらいよ」シリーズが今年45周年を迎え、団塊世代を狙った市場が盛り上がっている。
テレビ界では、BSジャパンで「土曜は寅さん!」と題し、毎週シリーズを再放送中。CM界では、リチャード・ギア(64)が寅さん(TORA)に扮し出演する炭酸飲料「オランジーナ」が好評で、BGMも寅さんシリーズの楽曲だ。
最も鼻息が荒いのは音楽業界。若年層はアイドルファン以外はCDを買う機会が激減しているため、業界では最近、CDを購入する習慣のある中高年層にターゲットを絞っている。
寅さんシリーズを手掛けるレーベル各社は、記念イヤーを迎え再ブームに期待を込める。事情に詳しい音楽関係者が語る。
「一昨年から団塊世代の本格的な退職が始まり、余生でなじみのある寅さんシリーズを再び見聞きしようとするブームが起きている。主題歌『男はつらいよ』を発売した日本クラウンは、LP発売以来、シリーズ関連のカラオケやCMといった著作権ビジネスの売り上げが、常に同社のトップ5にランクイン。人気を証明している」
そのクラウンは7月2日、セリフやBGMを収録した「男はつらいよ―寅さん名場面集サウンド寅ック盤―」3部作を初CD化。「渥美清全曲集~男はつらいよ・渥美清の啖呵売~」も発売する。
またユニバーサル・ミュージックでは、既に4月、「寅さんのことば」と叙情味あふれる「音楽」でつづる「男はつらいよ」シリーズ全48作のオリジナルサウンドトラック大全「男はつらいよ 寅次郎音楽旅~寅さんのことば~」をリリースしている。
「ここ数年、ファンの方から『手軽に聴けるCDをリリースしていただけませんか?』といった問い合わせが非常に多かったんです。定年を迎えた世代の方が、CMや再放送を見て若いころを思い出したのかも」と日本クラウンの担当者はブームを受け止めている。
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