暴力団関係者排除へ 条文改定06月04日 18時51分
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北九州市が漁協などに交付する補助金の規定に暴力団関係者を排除する条文が盛り込まれていなかったことがわかり、北九州市はこの規定を改めました。
北九州市では、先月、北九州市漁業協同組合の４９歳の理事が、男子中学生に切断された人の指のようなものを見せて脅したうえ、理髪店で丸刈りにさせたとして強要の疑いで逮捕される事件がありました。
その後、理事は、警察から指定暴力団・工藤会と密接な関係にあると認定され、理事を退任しました。
この漁協は、昨年度、北九州市からおよそ２６００万円の補助金を交付されていますが、事件を受けて市が確認したところ、水産業に関する補助金の規定に、暴力団関係者を排除する条文が盛り込まれていなかったことがわかり、市は、先月２７日に規定を改めました。
これについて北九州市の北橋市長は会見で「漁協の役員を務めていた人物が暴力団と密接な関係にあることは警察から連絡を受けるまで知らなかった」とした上で、「ほかにも暴力団排除の規定が漏れているケースがないか、すべての補助金をチェックし、適切に対応したい」と述べました。