サブカテゴリー

PR:

オードリー春日を見た2日後人命救助 横浜の会社員表彰

自分の出演した番組が人命救助に結びつき、オードリー・春日俊彰はAEDを手に「トゥース」
自分の出演した番組が人命救助に結びつき、オードリー・春日俊彰はAEDを手に「トゥース」
Photo By スポニチ

 人気健康バラエティー番組が一人の男性の命を救った。今年4月、路上で心肺停止状態に陥った男性を救命処置で救った会社員が、直前に処置法を紹介していたテレビ番組を見ていたことが判明。会社員は人命救助に尽力したとして、このたび東京消防庁に表彰された。番組で処置法を紹介していたお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰(35)も、人命救助に結びついたことを喜び、受講した救命講習の大切さを訴えた。

 お手柄の会社員は横浜市の甲田大介さん(39)。4月15日朝9時半ごろ、甲田さんが江東区東陽の交差点を通りかかった際、信号待ちをしていた近所の会社員篠田雅幸さん(60)が、心房細動を発症し、心肺停止状態に陥った。その場に居合わせた甲田さんら3人が迅速に救命処置に着手。甲田さんは現場から近かった自身の職場のAED(自動体外式除細動器)を使って電気ショックを与えた。駆け付けた救急隊員らによって篠田さんは病院に搬送され入院はしたが、その後、後遺症もなく社会復帰することができた。

 このわずか2日前の13日、甲田さんは自宅でTBSの健康バラエティー「駆け込みドクター!運命を変える健康診断 突然死を防げSP」を娘の愛珠(あず)ちゃん(9)と見ていた。番組放送後、図工好きな愛珠ちゃんの「手作りAED」と熊のぬいぐるみを使い親子で救命処置の練習をしたという。また、放送翌日、職場にAEDが設置されているのを確認したばかりだった。

 甲田さんは「凄い偶然に驚いたけど、ぬいぐるみを使って練習していたので何ら不安はなかった。お互い見ず知らずだったが、(救助した)3人のチームワークのおかげで迷いもなくできた」と振り返った。

 救助に関わった深川消防署によると、心房細動を起こした人を10分放置すると生存確率はほぼゼロだが、すぐ救命処置を行えば約9割に上るという。甲田さんらの迅速な対応が、篠田さんの命を救った大きな要因といえるだろう。

 番組で司会を務める春日は収録前日に3時間の救命講習を受け、救命処置を同番組で紹介していた。番組が実際に人命救助に結びついたことに関し、「物事のスタートは春日でした。春日のおかげと言っても過言ではない」とキャラ通りに胸を張りながら力こぶ。さらに「春日も実際3時間受講して身になった。皆さんにも救命講習を受けていただきたい」と訴えた。

[ 2014年6月4日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

PR

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング

        ※集計期間:

        » 続き

        【楽天】オススメアイテム
        クイックアクセス
        スペシャルコンテンツ