松山、ドライバー直して全米OP臨む 高校から愛用でシャフト交換だけ

2014年6月4日6時0分  スポーツ報知

 米男子プロゴルフツアーのメモリアル・トーナメントで日本人4人目の米ツアー優勝を果たした松山英樹(22)=LEXUS=が今季海外メジャー第2戦、全米オープン(12~15日・ノースカロライナ州パインハーストNo.2)にシャフトの折れたドライバーを修理して臨むことが3日、明らかになった。

 2年連続で出場する大舞台でも、高校時代から愛用する慣れ親しんだドライバーを使う。松山は1日の優勝後、用具契約を結ぶダンロップスポーツ関係者と連絡を取り、全米オープンへ向けた準備に着手。同社関係者は「今週、折れたドライバーのシャフトを交換することになっています。松山選手の希望でヘッドは替えません」と明かした。

 松山は人一倍クラブに対する感覚を大事にする。ドライバーは「スリクソンZR―30」。常に最新のドライバーをテストしながらも、08年発売モデルのものにこだわってきた。このため、今回も新たなクラブよりも慣れ親しんだヘッドをそのまま使うことを選択したと見られる。

 メモリアル・トーナメントの最終日の18番。松山は第1打が右バンカーに入り、ガッカリする動作と共にドライバーを地面に下ろしたところ、ティーグラウンドの標識にぶつかり、シャフトが折れた。あくまでもアクシデントによるものだが、ダンロップ関係者は「今後も最高のパフォーマンスを引き出せるように、最大限の努力をさせていただきます」と全力でのバックアップを約束した。

 松山は日本人最年少での米ツアー制覇後、帯同するチームスタッフとささやかな祝勝会を開き、喜びをかみしめた。一夜明けた2日は静養。今週は欠場し、全米オープンに向けて入念な調整を行う。愛着のあるドライバーを武器に、7562ヤードと距離の長い名門コースを攻略する。

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