【BOX】正社員ボクサー・帝里、過去最長2か月休暇で世界戦専念

2014年6月4日6時0分  スポーツ報知

 ◆プロボクシング世界戦 ▽IBF世界スーパーフライ級王座決定戦12回戦 同級3位・帝里木下─同級1位・ゾラニ・テテ(7月18日、兵庫・神戸ポートピアホテル)

 IBF世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む帝里(ている)木下が3日、兵庫・南あわじ市で3泊4日の合宿を開始した。神戸ポートタワーホテルのレストランで働く正社員ボクサーは、過去最長の約2か月の休暇を取って初の世界戦に専念する。

 従来は試合の3週間前から約1か月、仕事を休んでいたが、今回は2日からオフに入った。「その分、給料はカットされます」と苦笑い。勤務先からは新しいガウンとトランクスを贈られた。

 11学年上の妻・摩由子さん(40)にもサポートを受けている。プロスポーツ選手を指導するヨガインストラクターの妻に、家でマッサージしてもらうことも。「(自分は)小銭しか持っていない」ほど金銭面の管理は厳しいが「料理がうまいし、体のケアで助かっている」と感謝する。

 合宿では強打のテテ対策として、同じサウスポーの日本スーパーウエルター級王者・細川貴之(六島)らと実戦的な練習も行う。「ベルトを巻いているイメージしかわかない」。職場と家族の期待に応えてみせる。(伊井 亮一)

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