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「小保方氏がやるしかない」=STAP細胞の検証実験―岸委員長

時事通信 6月4日(水)23時34分配信

 理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが英科学誌ネイチャーに発表した2本のSTAP(スタップ)細胞論文の撤回に同意したことについて、外部有識者で構成する理研改革委員会の岸輝雄委員長は4日夜の記者会見で、「論文は撤回してもSTAP細胞はあると言うなら、本人が検証実験をやるしかない」と述べた。
 この提言は、近くまとめる不正再発防止策の報告書に盛り込むという。
 岸委員長は同日の会合で理研から、論文の主要著者で撤回に反対していた小保方氏とチャールズ・バカンティ米ハーバード大教授が同意したと説明を受けたことを明らかにした。しかし、両者ともSTAP細胞はあると主張し続けており、論文が撤回されれば研究成果として認められないという科学者の常識に基づくと、「よく分からない」と話した。
 岸委員長はこのため、論文が本当に撤回されるかはネイチャー誌の決定まではっきりしないと指摘。小保方氏の検証実験参加を提言するのは好意からではなく、「研究者にとって実験を公開でやるのは厳しく、絶対にうそを言えないということだ」と説明した。 

最終更新:6月4日(水)23時38分

時事通信

 

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