夏山登山を少しだけ行っていた事のある鈴木です。
もうそろそろ、昨年の富士山の世界遺産登録で今年も夏山登山は人気が出そうですが、登山初心者が気をつけたい事を登山初心者が実体験から書いてみたいと思います。
元々、登山を始めたきっかけは温泉でした。山の中にある雄大な自然を感じられる温泉に行きたくて、登山を始めました。
で、今までで登った山は全部で20座程度の登山初心者ですが、登山初心者だけにかなり危ない失敗もしています(^^;
冬山も登り日本百名山を全て制覇した、かなり登山になれた方に話したら、死ぬぞ!と怒られた事も(^^;
結構、初心者が陥りやすいミスを書いていきます。
真夏の低山登山でも水分は豊富に持っていく事
3000M級の山に登るためにまずは近所の1000M~1500Mくらいの山を登って練習しましたが、低い山だからと言って、水分をあまり持たずにいくとかなり危険です。
山だから涼しいと思っても1000Mクラスの山の山頂は、実はそれほど平地と気温が変わらない事があります。特に1000Mクラスで、山頂に木々があまり無い山で、アプローチが非常に長い山の場合は、熱中症、熱射病になる事もあります。
鈴木が真夏に1000Mの山に登った時、その山のある市ではその夏の最高気温を記録しました。山頂でも実に35度を超えていました。
その山は山頂には木々が無く、更に山頂までのアプローチが非常に長かったため、暑さで体力を奪われ、更に水分もドンドン無くなり・・・・・
山頂に登り切った時にはもう、下山するだけの体力がほぼありませんでした。
水は全て飲みきり、水飲み場は当然なし。山頂まで2時間くらいかかったのですが、下山は日陰で体力の復活をまって、結局5時間くらいかかりました。
生きていただけ儲けものです。滅多に人の来ない山で熱中症で倒れていたら、死ぬ場合もありますからね。
- 真夏に低い山を登る時は、山頂に木々があるか確認をしましょう。
- 登山は高さとアプローチの時間、両方で備えましょう
- 水分は多めに持っていきましょう。
真夏は1000Mクラスの山よりも2000M以上の山の方が暑くないので楽に感じる事もあります。
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カメラを持って登るなら、わざわざ水筒を出さなくても良い、プラティパスとか便利ですよ。ナップザックの中に入れておいて、ストローで吸えば良いように出来ますから。
ヤマヒル対策は忘れずに
山によっては、ヤマヒルが出るところもあります。
近所の山に登った時、途中から天候が崩れ、土砂降りに。
近所の山で市街地に近いので、ゲリラ豪雨もあり得ると思っていたので、雨具の準備はバッチリでしたが、雨が降るとヤマヒルのいる山では、ヤマヒルが活発に動くようになります。
上記写真の中央に写っているのがヤマヒルです。
ヤマヒル対策を全くしていなかったので、この時は、全身で5箇所以上にヤマヒルに吸われました。
で、本当にヤマヒルに血を吸われると血って、止まりにくいんですね。
別にヤマヒルに血を吸われてもほとんど痛みはありません。でも、この気持ち悪さとおぞましさは、経験者しか解らないでしょう。
ネットで調べれば、ヤマヒルがいる山かどうかは割りと簡単に解りますので、ヤマヒルが出る山の場合は晴れていても、対策をされる事をお薦めします。
また、天気が良くても念の為に雨具は持っていく方が良いでしょう。
天候が急に崩れた場合だけでなく、道に迷って山で一晩過ごす事になっても、雨具があれば、かなり体温の低下を防げます。
出来れば、ゴアテックス製のものが良いと思います。
体力を過信しない。寝不足は避ける
登山に慣れた方だと、夜の内に現地に車で入り、車の中で寝て早朝から登山を開始される方も大勢います。
初心者でこれを真似する場合は、通常の生活で体力に自信があっても過信しない方が良いでしょう。
初心者が寝不足で登ると、たまに高山病のような症状が出る事があります。
頭痛がしてくる場合もありますので、こういう事は慣れてから行う事をお薦めします。
自分の場合は、そのシーズンは毎週登山を行って体力もついてきていて、ついつい過信して、寝不足で登り、頭痛で途中で諦めて引き返しました。
引き返す責任も重要です。
写真好きでも、レンズや撮影器具はきちんと絞る
カメラが好きで、せっかく山に登るのだからと、欲張ってレンズを沢山持っていったり、三脚等の撮影器具を張り切って持っていくとあまりの重さに後悔する事もあります。
レンズは初心者の内は多くて3本以内。三脚も軽くて少し小さめのものを。
鈴木が登山用で使っている三脚です、エツミのCH-B420という三脚に雲台のみベルボンのQHD-61という自由雲台に交換して使っています。
普通の一眼なら、この三脚で大丈夫ですよ。EOS 5D Mark2を使っていますが、登山ならと割り切れば特に問題に感じた事はありません。
もちろん、三脚を固定するためにフックをつけて三脚の下にナップザックをぶら下げますが。
三脚を使って夜空を撮影したものです。
以上、登山初心者が失敗しやすいポイントを登山初心者が説明してみました。
そうは言っても楽しい登山
山で食べるインスタントラーメンは何で、こんなに美味しいんだろう?というくらい美味しく感じます。
綺麗な滝に出会ったりも。
危険に備え、無事下山出来るように今年も登りましょうね。
来年は夫婦で富士山登山の予定です(^^)
だから、今年からダイエット(笑)
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