AKB総選挙「7万人来場」にどう対応?
東スポWeb 6月4日(水)9時5分配信
どんなに時間がかかっても、危険は全て排除する!! 先月25日のAKB48握手会襲撃事件の余波で、その翌日から中止となっていたAKB48劇場公演が2日、東京・秋葉原で再開された。これまでとは比較にならない厳重な警備下での開催。それでも、週末7日に東京・味の素スタジアムで開票イベントが行われる「第6回AKB48選抜総選挙」への不安は残る。約7万人が来場する総選挙でスタッフはどんな決意で、またどのような警備態勢をとるつもりなのか?
この日の公演は午後6時半開演だったが、警備態勢の強化により、会場外には間に合わないファンが100人以上。開始時刻は同45分過ぎまでズレ込んだ。劇場入り口には、空港と同レベル設定のゲート式金属探知機が2台。警備員に加え、警視庁万世橋署の署員たちも目を光らせた。
入場者は事前に、ケータイや時計類、アクセサリーなどを透明のビニール袋に入れてチェックを受けたが、それでも通過時に金属反応があった場合は、警備員による入念なボディーチェックも行われた。入場できないファン向けに実施されてきた館内ロビーでのモニター観覧は中止に。公演後のメンバーとファンのハイタッチとともに当面の間、見合わせるという。
運営会社AKSの発表によると、警備スタッフは8人から17人に。開演中は客席の1列目を空け、さらにベンチ間の縦通路に鉄柵も設置。警棒を携帯した警備員4人が配置された。
ステージに上ったAKB48・チームAキャプテン高橋みなみ(23)は「なぜチームA公演かというと、川栄、入山がいるチームだからです。現状、人数は足りないですが、2人が戻ってくるまでこの劇場を守っていきたい。この場所から再スタートさせていただきます。新しい一歩です!」と決意表明。事件で負傷し欠席した川栄李奈(19)と入山杏奈(18)のチーム復帰を願った。
劇場公演再開初日はひとまず無事に終えた。だが、7日にはAKBグループ最大イベント「選抜総選挙」が控えている。7万人規模のファンが詰め掛けることになるが、運営側はどんな決意で臨むのか。
「今日の劇場公演で行ったレベルと同等の厳重な警備を、もちろん総選挙でも行う予定です」とは関係者。単純計算とはいかないが、“監視レベル”を維持するため、この日230人集まったファンを7万に想定し、警備員、警官や機材をケタ違いに増やす心づもりだ。
ただ、そうなると開演前にチェック時間もかかりそうだが「開場時間を少なくとも3時間以上早めなければ対応できませんが、どんなに時間がかかっても万全の態勢をとります」(同関係者)。
ファンから上がりそうな不満の声に対して、この関係者は「それも想定内ですが、妥協はしません。公式サイトなどで開場が早まることや、事前チェックなどに時間がかかることを、ファンの皆さんにご理解願うしかありません」。
かつてない物々しい総選挙で、一体どんな結果が出るのか。
最終更新:6月4日(水)9時8分
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