スペインで共和制求める大規模デモ、国王退位で反王室感情に火
2014年06月04日 13:19 発信地:マドリード/スペイン
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×スペイン国王フアン・カルロス1世(King Juan Carlos)退位の発表を受け、同国首都マドリード(Madrid)で行われた共和制支持者らによる抗議デモ(2014年6月2日提供)。(c)AFP/PEDRO ARMESTRE
【6月4日 AFP】国王フアン・カルロス1世(King Juan Carlos、76)が退位すると発表したスペインでは、まだ歴史の浅い同国の民主主義を支持する反王室派が勢力復活の兆しをみせ、数千人が街に繰り出して君主制維持の是非を問う国民投票の実施を訴えた。
国内の左派政党と反王室派は、現国王より人気の高いフェリペ皇太子(Prince Felipe)にフェリペ6世(Felipe VI)として王位を継承させる代わりに国民投票を行うべきだと要求している。
約40年にわたって独裁体制を敷いたフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)総統の死後、1975年に君主制を復活させたスペインでは、共和制移行を訴える国民も多い。(c)AFP