厚生労働省は4日、2013年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に生むとされる子供の人数)が前年に比べ0.02ポイント高い1.43だったと発表した。2年連続の上昇で、1996年の1.43以来17年ぶりとなる水準に回復。30歳代の女性を中心に第2子、第3子も含めた出生率が高まり、全体を押し上げている。
合計特殊出生率は、05年に1.26まで低下したのを底として、その後は横ばいから上向きの基調が続いている。
ただ、出生数は前年より7400人減り、過去最少の102万9800人となった。一方、死亡数は1万2000人増の126万8400人で、人口減少は続いている。
厚生労働省、出生率