質量が地球の17倍、巨大惑星「メガアース」発見-学者驚く
6月3日(ブルームバーグ):質量が地球の17倍もあるのに岩石などで構成される地球型惑星が見つかり、天文学者を驚かせている。これだけ大きい惑星は木星のようにガス状になると考えられていたためだ。
科学者らが「メガアース」と呼ぶこの惑星「ケプラー10c」は、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡を使って確認された。地球から560光年離れ、太陽に似た星を45日で一周するという。米天文学会がボストンで2日に開いた会合で報告された。
ハーバード大学の生命起源イニシアチブ・ディレクターのディミター・サセロフ天文学教授は発表文で、「ケプラー10cの発見は、われわれがこれまで考えていたよりもずっと早くに地球型惑星が誕生し得ることを物語っている」とコメント。「そして地球型惑星ができるということは、生命も誕生し得るということだ」と付け加えた。地球の誕生は約45億4000万年前。
原題:Astronomers Discover Gargantuan Rocky Planet Dubbed ‘Mega-Earth’(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ボストン Angela Zimm azimm@bloomberg.net
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更新日時: 2014/06/04 02:46 JSTニュース一覧
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