関電、火力フル稼働で夏に備え 最新鋭の姫路第2を公開
関西電力は3日、最新鋭火力の姫路第2発電所(兵庫県姫路市)を報道陣に公開した。更新工事を終え、試運転中の設備2基を計画より早めに営業運転に移行するなどし、原発の全停止で電力需給の逼迫が予想される今夏を、フル稼働態勢で乗り切る。
姫路第2発電所は液化天然ガス(LNG)が燃料。1973年に運転を開始した5、6号機と、2010年から順次建設、稼働している新1~6号機の計8基で構成。旧1~4号機は廃止済みだ。
試運転中の新4、5号機と建設中の新6号機以外の5基が営業運転しており、この5基で出力は計約266万キロワットで、関電が持つ火力発電所の約15%を占める。