2011年09月29日
物事の見方考え方（８）歴史の見方
物事の見方考え方（８）歴史の見方
人類の歴史というのは今まで生きてきた個々の人々の歴史の全集大成でなければならない。したがって本当は生きてきた人の数ほどの歴史が存在します。教科書に歴史として書かれることはほんのわずかの部分であり、それも支配者の歴史というものです。ある。歴史書とは得体の知れない化け物のような人類の歴史舞台に定規を当てることであり、そこに走馬灯のような歴史が噴出してきます。名も無い一人の百姓にもそれなりに歴史は存在するのです。源義経でもスポットライトの当て方によって無数の義経が登場します。「成吉思汗＝源義経だったこれだけの理由」という僕の本がありますが、これはその中の一人の義経の見方なのです。歴史は常識で動くというのが僕の歴史常識論ですが、たとえば源義経を見た場合、義経は連勝連戦の負け知らずの名将（事実）とまず評価します。この戦争の名人、不敗の名将が、鎌倉の兄頼朝が首を差し出せと藤原一門に使者を４年間もおくりつづけているのになにもしないでじっと殺されるのを待っているだろうか?こんな馬鹿なことは絶対ありえません。奥州から脱走するのが当然です。それに義経には莫大な金があった。義経を守った藤原氏の親戚である十三湖の安東水軍は沿海州から満州・黒龍江省・朝鮮・蝦夷と２００艘の船をもち貿易を行っておりその地理感覚は義経にもしっかりと伝わっていたのです。義経には頼朝が絶対殺しに来る、北海道・沿海州の知識がある、船はある金はある、これだけ条件がそろえば誰でも北海道か沿海州に向うとおもわれます。僕なら絶対そうするし、あなたでもそうすることでしょう。義経は兄頼朝が支配する狭い日本をさらりと捨てて大蒙古を征服しやがてはシナを征服するという明確な理念があり、逃亡などではなく征服にのりだしたのです。そしてジンギスカンなったのです。源義経にはモンゴル人を束ねることなど赤子の手を捻じるようなものだったでしょう。そこで創った国家が元、これは源に由来します。ジンギスカンの旗は九流の白旗、源氏も白旗、義経は正式名を九朗判官、年齢もほとんど同じ、成吉思汗の字は（吉野なる水干を思う）と書き吉野にいる静御前を思うという字です。こういうふうに常識で考えると義経の歴史観がまるでかわるのです。また函館の五稜郭で戦死したとされる土方歳三も死体が発見されていません。彼はロシア交易で財をなした豪商と仲良くしており、新撰組滅亡後最期まで戦い続け、これでよし。あとは第二の人生を歩むつもりでロシアに渡ったとも考えられます。「歴史そのとき、貴方ならどうする」と考えるのが歴史常識論なのです。
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この記事へのコメント
1. Posted by 教授 さえこ 2011年09月29日 09:01
マリさん、こんにちは。
＞＞「精神病とは、受け取る器が壊れている状態である。壊れた容器からは水がこぼれるのと同じように、何を入れてもこぼれてしまう
＞受け取る器とは何を表しているのでしょうか
受け取る器とは心のことです。
＞＞「精神病とは、受け取る器が壊れている状態である。壊れた容器からは水がこぼれるのと同じように、何を入れてもこぼれてしまう
＞受け取る器とは何を表しているのでしょうか
受け取る器とは心のことです。
2. Posted by 教授 さえこ 2011年09月29日 09:50
今日の奥義「物事の見方考え方（８）歴史の見方」拝読しました。
歴史は人間の数ほどの歴史が存在し、今私達が習っている歴史は支配者の歴史ということですね。
中杉博士著の「成吉思汗＝源義経だったこれだけの理由」、凄い本です。
中杉博士は、常識から歴史を見るので、源義経は、間違いなく莫大な金があり、安東水軍のつてで、沿海州に渡り、モンゴルに行ったとわかります。
義経ほどの武将が殺されるまで待っているはずがなく、こっそりと日本を抜け出し、大蒙古を征服して、シナを征服するということは間違いなく義経なら考えたことでしょう。
しかし、ジンギスカンとなっても故郷日本のことは忘れるはずもなく、九流の白旗をシンボルマークとし、成吉思汗の名前の由来を聞くと、義経のロマンを感じます。
歴史常識論はごく自然の考え方で「貴方ならどうする？」ということですから、これは誰もが納得する考え方です。この見方から歴史をみれば、土方歳三の死も不自然で、中杉博士の言う通りロシアに行った可能性は大だと思います。
殺伐とした歴史だけを学ぶのではなく、歴史常識論で見た歴史はロマンがあり、とても現実味があり、素晴らしい考え方だと思います。中杉博士、明日の講義を楽しみにしています。
南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経
3. Posted by 教授・神田美代子 2011年09月29日 12:12
今日の講義は今まで抱いていた歴史観がガラリと変わる内容ですね。
私たち一般人は普通、学校の歴史の教科書で学んだ通りの教えをそのまま受け入れて『これが日本の歴史だ』と信じるものだと思いますが、中杉博士から歴史の見方、考え方を学ぶと全く違う世界が見えてきます。
＞「歴史そのとき、貴方ならどうする」と考えるのが歴史常識論なのです。
小学校＆中学校の義務教育機関での歴史を学んだ次には、この「歴史常識論」で更に深く新しい歴史の世界を広げるべきだと思います
私たち一般人は普通、学校の歴史の教科書で学んだ通りの教えをそのまま受け入れて『これが日本の歴史だ』と信じるものだと思いますが、中杉博士から歴史の見方、考え方を学ぶと全く違う世界が見えてきます。
＞「歴史そのとき、貴方ならどうする」と考えるのが歴史常識論なのです。
小学校＆中学校の義務教育機関での歴史を学んだ次には、この「歴史常識論」で更に深く新しい歴史の世界を広げるべきだと思います
4. Posted by 教授 レイ 2011年09月29日 12:41
博士の本「成吉思汗＝源義経だったこれだけの理由」
以前、読ませて頂きましたが、
わかりやすく読みやすく興味深い内容でした。
＞「歴史そのとき、貴方ならどうする」と考えるのが歴史常識論なのです。
→学校で習った歴史を鵜呑みにするのではなく、本日のように洞察力を働かせる考え方は、日々の生活においても、とても重要であると思います。
以前の論理性についての講義ですが、それ以後、仕事面において、とても役に立っております。
明日の講義も楽しみにしております。
南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経
5. Posted by ノリタン 2011年09月29日 13:37
中杉 弘博士。本日のご講義有難う御座います。
東北地方の津波の震災も歴史の見方から数多くあったそうです。
南無妙法蓮華経も潜在意識までしっかり定着するとすごい力を現すと思います。
南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経
東北地方の津波の震災も歴史の見方から数多くあったそうです。
南無妙法蓮華経も潜在意識までしっかり定着するとすごい力を現すと思います。
南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経
6. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 14:52
城ヶ島花子教授、こんにちは
＞言語道断・心行所滅
博士は、「言語道断」とは、言葉で説明できないこと、「心行所滅」とは、考えようとしても出来ないことであると教えられました。
悟りの内容については、言葉で説明など出来ませんし、考えようとしても考えられるものではなく、それを「言語道断・心行所滅」と言います。
＞言語道断・心行所滅
博士は、「言語道断」とは、言葉で説明できないこと、「心行所滅」とは、考えようとしても出来ないことであると教えられました。
悟りの内容については、言葉で説明など出来ませんし、考えようとしても考えられるものではなく、それを「言語道断・心行所滅」と言います。
7. Posted by 教授 m.y.fukushima 2011年09月29日 15:18
本日も御講義、誠にありがとうございます。
「歴史の見方」
＞本当は生きていた人の数ほどの歴史が存在します。
＞逃亡などではなく征服に乗り出したのです。そしてジンギスカンなったのです。
＞そこで創った国家が元、これは源に由来します。
「教科書に歴史として書かれている事はほんのわずかの部分、それも支配者の歴史」
「成吉思汗＝源義経」又土方歳三は第二の人生でロシアに渡ったと考えられる「歴史常識論」（歴史は常識で動く）「源義経」＝ジンギス・カーン、この事は中杉博士により、明らかにされた（真実となった）事ではないかと思いました。この説を唱える人（学者）は中には存在していると思いますが、真実性という事に関して伝わって来ない面があるのではないかと思います。（どこか迷信的な伝え方ではないかとも感じます。）
「土方歳三も死体が発見されていません」
「第二の人生を歩むつもりでロシアに渡ったとも考えられる」
「成吉思汗＝源義経」そして「土方歳三の第二の人生それはロシア」（義経と同じく）既に真実的な感じがします。
「歴史の見方」
＞本当は生きていた人の数ほどの歴史が存在します。
＞逃亡などではなく征服に乗り出したのです。そしてジンギスカンなったのです。
＞そこで創った国家が元、これは源に由来します。
「教科書に歴史として書かれている事はほんのわずかの部分、それも支配者の歴史」
「成吉思汗＝源義経」又土方歳三は第二の人生でロシアに渡ったと考えられる「歴史常識論」（歴史は常識で動く）「源義経」＝ジンギス・カーン、この事は中杉博士により、明らかにされた（真実となった）事ではないかと思いました。この説を唱える人（学者）は中には存在していると思いますが、真実性という事に関して伝わって来ない面があるのではないかと思います。（どこか迷信的な伝え方ではないかとも感じます。）
「土方歳三も死体が発見されていません」
「第二の人生を歩むつもりでロシアに渡ったとも考えられる」
「成吉思汗＝源義経」そして「土方歳三の第二の人生それはロシア」（義経と同じく）既に真実的な感じがします。
8. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 16:03
＞歴史常識論
これも、初めて博士が明らかにされたことだと思います。
20日のブログ「旧事記（くじき）について」でも「今東光」の言、引用され教えられている通りです。
＞「成吉思汗＝源義経だったこれだけの理由」
この書籍をまだ購入されていない方は、是非お読み下さい。
また、博士は「教授、助教授、会員諸君は、私の著書、御書講義を全巻揃え、毎日拝読することが仏道修行になる」と教えられました。
初版本であり高価ですが、今後、「現代諸学と仏法」同様、高価になるものであり、価格以上の価値があります
9. Posted by 教授 城ヶ島花子 2011年09月29日 16:05
本日も講義ありがとうございます
中杉博士、さえこ教授、 教授C.Sasaki 論理、言語道断・心行所滅についてお教えいただきありがとうございます。お教えいただいたことは身につけていきます。精進いたします。
歴史常識論（歴史そのとき、貴方ならどうする」と考える）初めて知りました。
中杉博士、さえこ教授、 教授C.Sasaki 論理、言語道断・心行所滅についてお教えいただきありがとうございます。お教えいただいたことは身につけていきます。精進いたします。
歴史常識論（歴史そのとき、貴方ならどうする」と考える）初めて知りました。
10. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 16:05
本日の本部講義では、【心】とは「非有・非無（ひう・ひむ）」、あるのでもなく、ないのでもない」と教わりました。
【心】とは目に見えるかたちで取り出せるものでもありませんが、だからといって「ない」ものでもなく、どんなに怒っていても（修羅界）、お腹が空けば「餓鬼界」の心が現れ、やがて修羅界は消えていくといった、【縁】により変わるものあり、それを「非有・非無（ひう・ひむ）」、あるのでもなく、ないのでもない」と表現しています。
また、博士は「仏法とは、自らの境涯を上げない限り分からない」とも教えられました。それは、「自らの境涯を上げない限り、功徳はありえない」でもあると思います。
当然ですが、ヤクザのように恨み・怒りで抗争を繰り返すような境涯では分かりません。
それは、四悪道の相手といつも因果を持つ、つまり相手と同レベルのままですが、そこで仮に「四悪道の相手と因果を持ってはいけない」と教えられたとすると、、ヤクザでも【反省】するならば、「理」の上でしかなかった「仏性」が目覚め、足を洗い、と自分の行動が変わる、つまり境涯が上がり、仏法も分かり、功徳も頂ける、となります。
これも自分の行動を変えることにより、「理」の上でしかなかった「仏性」が「事」の上になる、つまり実際に仏性が目覚める、こうして自らの邪教が引き算されるのに「正比例」し、どんどん自らの仏性が現れ、「境涯」が上がり、その「境涯」にふさわしい環境が与えられる、つまり功徳が頂ける、となるのではないでしょうか。
【心】とは目に見えるかたちで取り出せるものでもありませんが、だからといって「ない」ものでもなく、どんなに怒っていても（修羅界）、お腹が空けば「餓鬼界」の心が現れ、やがて修羅界は消えていくといった、【縁】により変わるものあり、それを「非有・非無（ひう・ひむ）」、あるのでもなく、ないのでもない」と表現しています。
また、博士は「仏法とは、自らの境涯を上げない限り分からない」とも教えられました。それは、「自らの境涯を上げない限り、功徳はありえない」でもあると思います。
当然ですが、ヤクザのように恨み・怒りで抗争を繰り返すような境涯では分かりません。
それは、四悪道の相手といつも因果を持つ、つまり相手と同レベルのままですが、そこで仮に「四悪道の相手と因果を持ってはいけない」と教えられたとすると、、ヤクザでも【反省】するならば、「理」の上でしかなかった「仏性」が目覚め、足を洗い、と自分の行動が変わる、つまり境涯が上がり、仏法も分かり、功徳も頂ける、となります。
これも自分の行動を変えることにより、「理」の上でしかなかった「仏性」が「事」の上になる、つまり実際に仏性が目覚める、こうして自らの邪教が引き算されるのに「正比例」し、どんどん自らの仏性が現れ、「境涯」が上がり、その「境涯」にふさわしい環境が与えられる、つまり功徳が頂ける、となるのではないでしょうか。
11. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 16:06
訂正します
×「現代諸学と仏法」同様
○「現代諸学と仏法」以上に
×「現代諸学と仏法」同様
○「現代諸学と仏法」以上に
12. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 16:07
城ヶ島花子教授、いつもお疲れ様です
何か質問がありましたら、いつでもご連絡をお待ちしています。
何か質問がありましたら、いつでもご連絡をお待ちしています。
13. Posted by 教授 城ヶ島花子 2011年09月29日 16:16
訂正ー中杉博士様、さえこ教授様、教授C.Sasaki 様、それぞれ様がぬけておりました。失礼いたしました。
14. Posted by 教授C.Sasaki 2011年09月29日 17:16
義経、そして土方歳三も、博士の直感通りだと思います。
今回も、非常に分かりやすく書いて頂いていますので、私達は良く理解できますが、一般では「そんなはずない」というのが大多数ではないでしょうか。
かの堺屋太一氏も、「菅原道真はもう中国に学ぶことはない、として遣唐使を廃止したが、次の宋からは学ぶべきことがたくさんあったのに、お役人の考えることはどの時代も同じである」と自著に書いていますが、ジンギスカン義経説には「荒唐無稽」との一言
ご本人もやはり通産省のお役人です
今回も、非常に分かりやすく書いて頂いていますので、私達は良く理解できますが、一般では「そんなはずない」というのが大多数ではないでしょうか。
かの堺屋太一氏も、「菅原道真はもう中国に学ぶことはない、として遣唐使を廃止したが、次の宋からは学ぶべきことがたくさんあったのに、お役人の考えることはどの時代も同じである」と自著に書いていますが、ジンギスカン義経説には「荒唐無稽」との一言
15. Posted by 正法樹蓮 2011年09月29日 17:33
16. Posted by 教授 m.y.fukushima 2011年09月29日 21:43
義経（に関して）は、決して’二枚目’という事ではなかったのではと感じます。
17. Posted by 教授 コスモス 2011年09月29日 22:49
私は学生時代は歴史にはあまり興味がなかったのですが、中杉博士から直々に歴史の講義を受けると、わかりやすくて楽しいです
ブログを読んでいる皆さんも、いつか中杉博士の講義を拝聴していただきたいですね。