2008年04月10日
モンゴル草原の覇者
突然に１２世紀になってモンゴル草原に現れた彗星のような王者・成吉思汗、なぜこのような草原の英雄があらわれたのかを検証してみたいと思います。これも僕の主張する”歴史常識論”からみると簡単に問題を解くことができます。蒙古草原の生活は移動生活であり、パオ（ゲル）と家畜が財産でありその他には財宝らしき物はもたないし草原の生活には必要としません。生活単位も数十家族ほどであり、それ以上の集団は意味をもたないからです。草原さえあれば彼らは美味しい肉もミルクもチーズもヨーグルトバター馬乳酒も毛皮もなんでも手に入るのです。草原が財産でありしかも豊富な草原は日本の４倍もあり、しかも人数は１０万人程であったといわれていますから、土地を巡って争う必要もなかったのです。平和で満足な生活でほとんど争う必要などありません。征服欲などかったのです。こういう草原のなかから成吉思汗のような猛烈な征服欲をもった人間がなぜ現れたのでしょうか？まことに不思議なことです。”元朝秘史”には金王国に虐められた成吉思汗の祖父がハーンであったとか書かれていますが多分創作だと思われます。成吉思汗出現以前には集団組織力・政策などはモンゴルから生まれることなく文明国で身につけたものがモンゴルに入ったというふうに考えるほうが自然です。清和源氏の血を引き絶世の美女といわれた常盤御前の美貌を受け継ぎ鞍馬寺で兵法と武術を身につけ、しかも数々の戦で大勝利をあげた天才武将でもある名門貴公子・源義経がモンゴルにあらわれたからこそモンゴル大連合はできたと考えるほうがモンゴルを説明できるのではないでしょうか。世界征服という思想は簡単に発明できるものではなく血の中に流れるものだからです。モンゴルには歴史はなく歴史は成吉思汗から始まります。
義経は歴史書にはチビ･色黒・出っ歯・デブのように書かれていますが兄の頼朝の美男ぶりに比べてとんでもないことです。これは鎌倉に遠慮した絵師がわざとブ男に書いて兄の機嫌をとったのに違いありません。前々回のブログに書いたように成吉思汗は巷の絵で視る太ったおじさんとは相当の違いがあります。しかもこの写真はモンゴルラマ教の総本山に秘匿されているものだというのですから真実なのでしょう。
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この記事へのコメント
1. Posted by siroko 2008年04月11日 07:45
蒙古の生活はうらやましく感じました。食べ物にも不自由なく平和で・・・。