2007年12月06日
ジンギスカンと元朝秘史
蒙古（元）の歴史書として「元朝秘史」がありますが、この「元朝秘史」の中には不思議なことがあります。ジンギスカンに対する話は数多くあるのですが、肝心の成吉思汗の容貌について書いたところが一箇所もないことです。ですから、今みているいわゆるジンギスカンの肖像など全部後世の想像の産物だということです。ジンギスカンの晩年に直接面会した長春直人の記録にもジンギスカンの容貌には一切触れていない。なぜ容貌が書かれないのか、それはジンギスカンが蒙古人ではなく異国人であり一目で蒙古人でないと分かるからです。もしジンギスカンが義経であれば美貌で周囲を圧倒したに違いないからです。ちなみに義経をチビで小太りで出っ歯などと書かれた本もあるがでたらめです。なぜなら義経の母は名うての美人で母が美人なのにどうしてチビデブ出っ歯が生まれるわけがないからです。義経にはさらに源氏の大将として気品と教養があったに違いないのです。まるで大河ドラマの”ガクト”演ずる上杉謙信のようであったと僕は考えています。もう一つの歴史書（集史）にはジンギスカンの言葉として「我々にとって外国人である蒙古諸部族は我々と同盟した。おまえも我々と同盟しないか」というのがあります。どうして蒙古を外国人といったのでしょうか。これだけではない、まだまだ元朝秘史には不思議な話がおおいのです。ジンギスカンの妻が次期帝王の指名をせまると「自分は一代でつくった帝国であるから後継者のことは忘れていた」、とか遺言は「吾、故山に帰りたし」とか漢字表記ジンギスカン成吉思汗とは吉野なる水干を思うと読めます。吉野とは最愛の人静御前のことで水干とは舞を意味するからです。成吉思汗の征服はいきなりモンゴルにいかないで満州人から始まりました。遠大な計画があったのです。満州を制覇してモンゴルに入る、その狙いは騎馬民族を征服してシナに攻め入るということです。騎馬民族はまとまりが悪く多くの部族に別れいつも争いが絶えることはなかったのです。兵法･戦術に勝れた義経ならば簡単なことだったのに違いありません。この部族集合の政治的手腕は馬賊や騎馬民族にはできないことであります。黄金の鎧に身をつつみ、黄金の太刀を履き白馬にのった絶世の美男子が蛮族の前に現れたときその威容で全てを征服したのにちがいないでしょう。義経が日本を出発したのが３１歳、蒙古征服が４２歳天才義経でも１１年の歳月が必要だったのです。
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