2007年12月07日
義経は成吉思汗となった
義経を成長させ世界規模の視野に変貌させたのは安東水軍のもつ大陸情報と砂金だと直感したのは残念ながら僕一人です。多くの研究家は衣川の高舘で自害したと思わせた義経が太平洋めぐりで竜飛岬から蝦夷地に渡ったと信じており、その証拠として伝説を根拠にしている。物証としては義経が置いていった短刀だとか弁慶の”つづら”とか弁慶の般若心経の写本だとか、記念の掛け軸だとか、置いていった本だとかを挙げているが大体、衣川の高舘で死んだことになっている人間が証拠になるような短刀だとか”つづら”だとか置いて逃げていくわけがありません。
義経は暗夜密かに脱出し北（蝦夷）に逃避行したのではない。これは僕の新説であり、義経には安東水軍・藤原一族の十分な資金援助があったはずです。文献によれば安東水軍はシナの皇帝に１５万両の黄金を献金したとあります。藤原一族と安東水軍は兄弟であったという説もあり親密な関係があったことは間違いないでしょう。奥州平泉は金色堂をはじめ黄金の豊富なところで、藤原一族が天皇に御所の修理として５０００両献金したり幕府にも３０００両献金しています。義経の自害のあと”首”を疑った鎌倉は２７万騎の兵をおくり藤原氏１７万騎を滅ぼしますがあれだけあったはずの黄金が発見できなかったといわれます。この溢れる黄金は黒龍江省の下流から取れる砂金を安東水軍が貿易で集めたものです。義経は当然この恩恵にあづかったわけで義経軍は十分な黄金をもっていたのです。これが蝦夷地で兵を集める資金になり満州で馬賊を手なずける資金にもなったのです。また蒙古統一にも使われ砂金はおおいに役立ったのです。アイヌの古い伝承「昔ホンカン様は金色の鷲が飛ぶのを見て、その鷲に従い、昔先祖が往来した海を渡って、大きな川のあるクルセム国においきなされた」はホンカン様とは義経の九朗”判官”のことである。蝦夷地の目的は兵の募集とアイヌ兵の訓練であった思われます。目指すはシナの皇帝になることであり安東水軍の多額な援助を受けた義経は満州馬賊の征服、蒙古の統一そして万里の長城を超えてシナの皇帝（元）となったのです。ウラジオストック東北１２０キロにハンガン御崎があるがこの傍にスーチャンという場所に地元で蘇城と言われる城があり地元で古くから「昔、日本の武将がここに来てこの地に築いた城だ。武将はこののち城を娘に任せ、自分は中国本土に攻め入って強大な王国をつくった」といわれています。蒙古兵の兜のマークにつけられる笹竜胆（ささりんどう）の印は源氏の笹竜胆と同じです。成吉思汗の旗印は九流の白旗であり白旗は源氏の印であり九流れは九朗判官から作られたものでしょう。また蒙古王の住まいの門には日本の鳥居が使われています。蒙古相撲は義経や弁慶が教えたものであり源九朗判官義経は間違いなく成吉思汗になったのです。
安東水軍について （資料十三湊 安東水軍資料館より）
元々青森の十三湊を支配していたのは、十三氏と云う一族でその出自にはいろいろあり安倍貞任（あべのさだとう）の子孫とする説と藤原秀衡（ふじわらのひでひら）の弟とする説に分かれるそうです。いずれにしろ前九年(１０６２)の役の主役たちの流れという事になります。しかし鎌倉時代に安東、十三両氏の衝突があり、その結果十三湊の支配権は安東氏に移ったと言うことです。安東水軍は北海道、樺太、千島、大陸の北方民族、中国などと交易していて、琉球や北アメリカのアラスカ地方の品物も入ってきていたと言うことです。それほどの湊も突然大津波に襲われ一夜にして滅んだそうです。これがウラシマ伝説になり海の中の竜宮城伝説を生んだといわれています。十三湊で栄えた安東水軍も大津波以来勢いを失い南部氏の侵攻などもあってついにはこの地を追われました。今の十三湖にはかつての国際港の面影はないのですが近年の発掘などにより、昔の姿がどんどん解ってきているそうです。
※蒙古王の家（門が鳥居になっています）
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この記事へのコメント
1. Posted by ジャガーノート 2007年12月07日 10:54
中杉先生、どなたか忘れましたが、ある小説家は、奥州藤原氏の金は国内だけでなく、シベリア鉱脈の可能性も有るのではないか？と述べられていました。
2. Posted by なかすぎひろし 2007年12月07日 15:14
藤原氏の金は実は安東水軍の働きだったのです。
義経成吉思汗説はおもしろいですね！
義経成吉思汗説はおもしろいですね！
3. Posted by ジャガーノート 2007年12月08日 03:34
そうですね。
先生の仰る通りだと思います。
もし、大津波が十三湊を滅ぼさなければ、安東水軍は、
戦国大名として、信長、秀吉、家康に対決し、別の日本史になっていたと思います。
先生の仰る通りだと思います。
もし、大津波が十三湊を滅ぼさなければ、安東水軍は、
戦国大名として、信長、秀吉、家康に対決し、別の日本史になっていたと思います。
4. Posted by ジャガーノート 2007年12月08日 03:49
南部氏は、あの波木井実長の一族ですね？
また、奥州は日目上人の一族、新田小野寺家の領地が有った所でも有りますね。興味の有る地方です。
また、奥州は日目上人の一族、新田小野寺家の領地が有った所でも有りますね。興味の有る地方です。
5. Posted by クーガー 2008年04月24日 15:38