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[新型保険商品]車両データが新たな保険商品を生み出す
出典:リアル開発会議 2014 Spring
p.46
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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日経BP社は、新事業開発と異業種連携を推進する「リアル開発会議」を始動しました。まずはオープンイノベーション型の新事業開発プロジェクトを立ち上げ、第1弾として五つの開発テーマを設定しました。詳細はこちら。
自動車の詳細な走行データをIoTによって取得できるようになると、さまざまな分野で新たなビジネスチャンスが生まれる。その一つが“保険”である。
損害保険ジャパンの自動車総合保険「ドラログ」は、車両の走行データを活用していることが特徴だ。特に関心を集めたのは、毎月の走行距離によって保険料が増減する特約である。実際の走行距離が基準値よりも短かったらその月の保険料を最大で10%減額、逆に長かったら同10%増額する。
「ドラログ」契約者はウェブサイトで走行距離の実績や保険料の増減を確認できる
加えて、契約者に安全運転を促すために、ウェブサイトで走行データやその分析結果をフィードバックするサービスも実施している。事故率を下げることは、契約者の利益になるだけではなく、損害保険ジャパンにとっても収益向上につながるからだ。
走行データや分析結果も閲覧できる
日産自動車の電気自動車「リーフ」
現時点では、ドラログの対象車種は、詳細な走行データをメーカー自身が収集している日産自動車の電気自動車「リーフ」だけだ。だが、走行データを基にした新しい保険の形が始まりつつある。
日経BP社は、新事業開発と異業種連携を推進する「リアル開発会議」を始動しました。まずはオープンイノベーション型の新事業開発プロジェクトを立ち上げ、第1弾として五つの開発テーマを設定しました。詳細はこちら。
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