中国の青島港は鉄鉱石、アルミニューム、銅などの素材の陸揚げ港として有名です。その青島港で、在庫の総点検のため、港湾業務の全面停止が発表されました。
クウォーツによれば、保税倉庫に保管されてあるとされている、8万トンのアルミ、2万トンの銅などが「紛失した」のだそうです。
しかし実際にはそれは「紛失」ではなく、倉荷証券の偽装や水増しが原因ではないか? と言われています。
中国では銀行融資は総量規制の対象となり、政府により厳格に指導されています。しかし輸出入業務に絡む与信は、通常の融資とは別枠です。
そこで資金繰りに困った業者が手っ取り早くキャッシュをこしらえる方便として「輸入代金」と称して実際には買い付けていない素材の支払い代金を融資してもらうなどの不正が横行しているらしいです。
また業者によっては保税倉庫に寝ている銅などを担保として融資を受けるケースもあるそうです。そこにあるはずの担保が既に流用され、転売されているにもかかわらず、まだ融資を受け続けているなどの、担保不足の問題も囁かれています。
そういう実情をちゃんと調査せず、倉荷証券のコピーをもとに融資を認可してしまった銀行もあり、若し担保不足が大々的に発生すると焦げ付き融資に発展するリスクもあります。
メタルブレティンによると、そのような架空取引は10億ドルにものぼるそうです。
クウォーツによれば、保税倉庫に保管されてあるとされている、8万トンのアルミ、2万トンの銅などが「紛失した」のだそうです。
しかし実際にはそれは「紛失」ではなく、倉荷証券の偽装や水増しが原因ではないか? と言われています。
中国では銀行融資は総量規制の対象となり、政府により厳格に指導されています。しかし輸出入業務に絡む与信は、通常の融資とは別枠です。
そこで資金繰りに困った業者が手っ取り早くキャッシュをこしらえる方便として「輸入代金」と称して実際には買い付けていない素材の支払い代金を融資してもらうなどの不正が横行しているらしいです。
また業者によっては保税倉庫に寝ている銅などを担保として融資を受けるケースもあるそうです。そこにあるはずの担保が既に流用され、転売されているにもかかわらず、まだ融資を受け続けているなどの、担保不足の問題も囁かれています。
そういう実情をちゃんと調査せず、倉荷証券のコピーをもとに融資を認可してしまった銀行もあり、若し担保不足が大々的に発生すると焦げ付き融資に発展するリスクもあります。
メタルブレティンによると、そのような架空取引は10億ドルにものぼるそうです。