マンギョンボン号入港 北朝鮮「日本と協議を」6月2日 13時12分
日本と北朝鮮の政府間協議に出席した北朝鮮の代表は、日本政府が協議の合意に含まれていないとしているマンギョンボン号の日本への入港について、「人道的な船舶であり、今後、日本側と話し合わなければならない」と述べ、制裁措置の解除を巡って日本側との認識の違いを見せました。
先週、スウェーデンで行われた日朝の政府間協議で、北朝鮮側は、拉致被害者を含む日本人行方不明者の全面的な調査を行うことを約束し、日本側は、調査が開始された時点で、独自に行っている制裁措置の一部を解除することで合意しました。
協議に出席した北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使は2日、経由地の中国・北京で記者団に対して、日本政府が合意に含まれていないとしているマンギョンボン号の日本への入港について、「人道的な船舶なので、日本側と今後話し合わなければならない」と述べ、制裁措置の解除を巡って日本側との認識の違いを見せました。
また、日本側から要請があれば日本を訪問する考えはあるかという質問に対し、「われわれは日本側の要請を拒んだことはない」として、日本で協議を行うことに前向きな姿勢を示しました。
マンギョンボン号は2006年以降、制裁措置で日本への入港が禁止されていますが、先月上旬の時点で北東部ラソンの港のドックで検査が行われていたことが確認されています。
[関連ニュース] 自動検索 |
・ 北朝鮮「日本の調査団いつでも」 (6月3日 12時01分) ・ 北朝鮮の制裁解除 調査組織を見極めた後に (6月2日 17時14分) ・ 北朝鮮高官「調査の準備を進めてきた」 (5月30日 18時48分) ・ 北朝鮮代表「できるだけ早く組織作る」 (5月30日 13時39分) ・ 北朝鮮制裁強化法案を米議会が可決 (5月30日 13時28分) |
[関連リンク] |
|